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もしも洞察力があったなら……。

日酒経というオルタナ分科会

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日本酒を飲みながら日本の経済について語り合う会、略して「日酒経」というのをオルタナティブブロガーの分科会(サークル?)として立ち上げたのが一昨年。幹事の @kumaboo さん、日本酒目利きの @ktanikaw さんとともに、私自身は単なる初期メンバー飲み手として参加をしている。

*分科会としてはこれ以外に「ビジネスブログ研究会」、「音ガ同」(音ガジェット同好会)などがある。メンバーの半分がかぶっていることはあまり知られていない。

昨夜は9名の有志が集まり、まぁ、話題が尽きない。最近の新聞紙上をにぎわせている産業経済(一部政治か)トピックが中心だったが、そんな中でも私が思わず身を乗り出したのは、出版業界の変化の話。いや、あるいは新たなビジネスモデルの話、と言ったほうがいいだろう。

全貌を明かすと諸兄に叱られそうだが、やはり、注目すべきは「iPad」という新たなプラットフォーム(電子石板という人もいる:日経コンピュータなど)であるということ。これまでの人々のライフスタイル、ワークスタイルなど「スタイル」に変化をもたらすものこそ、真のイノベーションであるといえるのではないか。こうしたプラットフォームが現れることによって、サプライヤーさえも著しい変化を遂げる。サプライチェーンが変わる、モノづくりが変わる。事業体が抱えるヴァリューチェーンのあり方も変化をしていくのだ。

こうした変化は、チャンスにもなる。既存の事業体はこの変化に速やかに対応できるかどうかが勝負となる。実際には、多くの会社が、緩慢にしか変化ができない。既存事業体にはすでに築き上げたものを守っていかなければならないからだ。つまり、視点を変えると、新種のベンチャー事業が誕生する絶好のチャンスとなるわけだ。

私自身はこうした変化のうねりを桟敷で見ることが大好きである。変化をいち早くキャッチして、議論し、展開しようとするスピリットの持ち主たちに日ごろから触れられていることをただひたすら感謝するばかりだ。

*しかし、深夜に「〆のラーメン」をやってしまったことだけ、ちょっと後悔。

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