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もしも洞察力があったなら……。

パソコンはどうやって選ぶのか

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仕事用のパソコンを新調しようと、選択肢の中からあれこれスペック表を見比べてみたが、どれがいいのかさっぱりわからなくなってしまった。

ということで、社内の事情通にいろいろ話を聞いてみた。

私が信頼するその事情通によれば、「もし、CPUやメモリなどのハードウェアスペックが同じなら、薄くて軽いノートPCも結構だが、そのPCの耐性や剛性がそうなっているのかをきちんと評価したほうがいい」とのこと。つまり、いまどき落としたりぶつけたりしてPCが壊れると仕事がほぼ間違いなく止まる。良くても、かなり生産性が下がる。パフォーマンスをあげ続けるインフォメーションワーカーであればこそ、まず念頭に置かなければいけないのは、「壊れないPCを選ぶこと」だそうだ。

私は自称モバイル派なので、常日頃持ち歩くノートPCは軽いほうがいい、そう思っていた。しかし、軽いからといって、脆弱では困るのだ。使いたいときにきちんと稼動してほしいし、壊れて使えなくなるなんて恐ろしくて考えたくもない。

つまり、少々乱暴だが、重量のあるものはそれなりに剛性が高いものとして、どのくらいの重さまでなら苦なく持ち運ぶことができるのかを考えてみる。

一般的に1kg前後、もしくはこれ以下のパソコンは軽いといっていい。かばんに忍ばせたところで、ちょっと分厚いハードカバー本とさして変わらないのだ。つまり、持ち運びができる本程度の重量だから、ストレスなくモバイルをエンジョイできる。

では、2kg前後はどうだろうか。前述の例で行けば、分厚いハードカバー本2冊分である。これは、人に貸すために持ち歩くのでなければちょっとわずらわしいかもしれない。しかし、耐えられない重さではないはずだ。通勤往復はしんどいが、片道ならそれほどしんどくない、ということか。

3kg前後は?もはやダンベルトレーニングに近い重さだ。自らの肉体トレーニングのために運ぶのでない限り、毎日の通勤の友にするのは少々無理があるかもしれない。必然性があって月に数回運ぶのなら問題ないだろうが。

4kgを越えてしまうと、もうほとんどありえないだろう。既述の軽量PC4台分以上に匹敵する。軽量ノート4台を毎日運ぶことのわずらわしさを考えると、この重量はもはやありえないといえる。

ということは、とても単純な話だが、日常的にモバイルをするのなら1kg前後の軽量PCが望ましいが、強度の心配がある場合には、もう少し剛性を重視して、2kg程度までは許容する、というセンだろうか。軽さを少しだけ犠牲にして、通勤混雑時の圧迫程度では壊れないものを選択する、どうやらこれが最も賢明なようだ。

インフォメーションワーカーにとって重要なのは、望めばいつでも、どこでもミッションを遂行できるということ。それがしたくてもできないようなリスクは極力排除するというのがPC選択の基本的な道筋なのだ。

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