少年野球のコーチ(見習い)などと言う大役へのプレッシャーがmixiで癒された件
休日です。
小学校に通う息子が地元の少年野球チームの一員になりました。当の息子は野球をまともに見たことがないはずなのですが、どうやらMajorという漫画の影響で入団を決めてしまいました。確か昨年まで「僕は科学者になるんだ」と言っていたのですが。。。
*余談ですが私たちの世代で野球漫画と言えばドカベンでした。
息子が入部してから1ヶ月ほど。チームに入る前は投球も捕球もままならなかったのですが、最近では見違えるようにいい球を投げるようになってきました。(多少のひいき目はご愛嬌)
で、メンバーの親御さんや野球が大好きな近所の方々が集まって指導に当たっているわけでして、ついに私にも声がかかってしまったのです。「次回は運動ができる格好で、グローブをもって遊びに来てください」と。
優しい言葉につられて、行ってまいりました。コーチ見習い、ということで。
野球経験がほぼゼロの私にいったい何ができるだろう、と考えながら。
用具の出し入れ、球拾いなどは、きっとお手伝いできるだろう。お世話になっているのだから、そのくらいは一所懸命やろう。
という感じで。
しかし、甘かった。
監督の「グローブ、もってきた?」の一言で背筋が凍りつきました。
持ってきたのだから、もちろん元気よく「はいー!」って答えますよ。
始まったのが、キャッチボールです。ええ、ただのキャッチボールです。でもしかし、キャッチボールって、難しいんですよ。私には。野球チームのキャッチボールは、相手の胸めがけて、きっちり投げる必要があるんです。しかも、結構遠いんです。野球少年たちは、皆きっちり、私の胸元へ返してきます。しかし、私の球と言えば、届かなかったり、大きかったり、右へ行ったり、左へ行ったり。
もうちょっと練習をしてから「遊びに行く」べきだったと反省をし、練習を終えました。右肩に明らかな筋肉痛。本当に情けない。
この練習は、毎週土日、祝日と続きます。メタボが気になる私としてはできるだけ参加の方向で考えているのですが、どうにもこうにも。もともとほとんどなかった自信が消えうせてしまったのです。もう、行くのはやめようって。
逡巡しながら、たまたまSNS(mixi)のページを開いてみました。そこに、少年野球指導者のコミュニティを発見したのです。そして、「野球を(の)知らないコーチ」というトピックを読んでみると。。。
野球を知らないと自白する少年野球チームのコーチが、背番号ユニフォームを着る(これがどうやらすごいことらしい)ことになっていよいよ悩み、コミュニティに相談を持ちかけていたのです。程度の差はあれ、まさしく私と同じ。そして、数多くのコメントはこの同氏を励まし、自分たちのできることをやれば、それでいいのだとアドバイス。なるほど、少年野球チームのコーチとは、野球のテクニックを教えるばかりではないのだな、と。であれば、元気よく声を出したりしながら、監督の野球指導を見守り、子供たちをほめる、という役回りなら自分は貢献できるのでは、と思うようになってきたわけです。mixiのダイアログには、とても勇気づけられました。
つまり、悩みごと、迷いごとを解決するためにSNSは大きな効果があったようです。一人で悩むのではなく、コミュニティをのぞいてみることで、解を得ることができる。
mixiは国内での先行SNSだけあって、とても真面目なコミュニティがしっかり形成されているようです。SNSはあくまでもツール。もちろん使い方を間違えたら大変なことになりますが、きちんとした運用がされれば、結構役に立つのだなぁ、と改めて実感したのでした。