第43回スーパーボウルの視聴率は42.1%。最高視聴率番組に賭けるスポンサーたち
第43回スーパーボウルを見ました。前回は44.7%とスーパーボウル史上最高視聴率でしたが今回は、若干下回って42.1%。ベテランチーム対初出場チームという好カードの今回、当の初出場チームに在籍するベテラン、カートワーナーの活躍が楽しみで、生中継観戦を今回もしてしまいました。(実はもう31年、見続けているんです)(注:この段落が妙な構成だったので書き直しました。2009.2.5)
さて、試合の経緯、結果はたくさんの報道がなされているので、今私が言及しても問題ないと思いますが、カーディナルズの惜敗でした。中盤までスティーラーズのリード。カーディナルズが第4Qに奇跡的な逆転をしたのもつかの間、(テレビ画面を通じての分析に過ぎませんが)おそらくディフェンスのミスがスティーラーズの進軍を許し、試合終了目前で、いわば奇跡の再逆転。結果、27対23でスティーラーズ(ピッツバーグ。US Steel鉄鋼の町がチーム名の由来)が勝利をおさめました。
スティーラーズはAFC(アメリカンフットボールカンファレンス。日本の野球のセ・パのような区分け)の中でも好きなチームだったのですが、今回に限り、初出場のカーディナルズを応援。私の幼少時代はセントルイス市のチームで、いわゆる強豪ではなかったため、今回勝ち上がってきたのがすこぶる新鮮。思わず応援をしてしまったわけです。
結果はともかく。景気に関係なく、高視聴率をはじき出すNFLスーパーボウル。今回もスーパーサンデーに巨額の投資をした企業のコマーシャルは「大変クリエイティブで面白いものもあり、中にはどうってことのない作品もあった」(NBCニュース)ようです。
今回は、GMやFedexといった有力有名企業はやや控えめだったとの評価(NBCニュース)。
どんなものか、見てみましょう。
AFP(通信)からの引用
視聴率の高いスーパーボウルで流れる1枠30秒のCM枠だが、今年の売り出し料金は過去最高の300万ドル(約2億7000万円)。枠はどうにか埋まったが、ゼネラル・モーターズ(General Motors、GM)、フォード(Ford)、クライスラー(Chrysler)の米ビッグスリーに加え、日本のトヨタ(Toyota)、ホンダ(Honda)、独アウディ(Audi)といった自動車大手は軒並み恒例のCM放映を断念した。
2004年以来、スーパーボウル中継中のCMの好感度投票を行ってきた広告代理店
Pavoneのデビッド・ショフナー(David Shoffner)広報担当は「(放映する)企業の多くは『わが社はこんなに払っている』と示すことに効果があるとして、300万ドルものCM料を正当化している。視聴率に対する投資額で言えば、費用対効果はほかの広告手法に比べて低いだろう」と言う。
広告効果そのものについては、正直、瞬間風速としての効果はあるかもしれませんので、なんともいえないところです。ただ、スポンサー企業各社が、こぞって、クリエイティブに力を入れているので、各々視聴の価値はあるのかな。コマーシャルがエンタメになる限られた時期。やっぱり結構面白いです。