【多摩大学・経営情報学部・特別講師】学びの舎で多くのことを学ぶ。
多摩大学経営情報学部、飯田健雄教授の授業内でオラクルのグローバル戦略について講演を行ってきました。
大学にいくのは、本当に久しぶりです。以前は母校の図書館に調べ物をしにいったりしていたのですが、「ググる」の普及でそのような時間は減ってしまいました。なので、新鮮です。そして、みな、やはり若くて、エネルギーがあって、とってもいいです。
教室には100名弱の学生。少し遅れて入ってきた人たちもいたけれど、基本的にみなまじめで、熱心。私のつたない話を一所懸命に聞いてくれました。
さて、私が今回目指したのは、オラクルを事例に挙げた視点の確立。そのために、この企業がどんな会社かを紐解きます。社内外で定性的に拾い上げた、オラクルってどんな会社?という声をまとめてみたので、それをリポート。大きく5つのテーマでお話をしました。
•1.グローバル•2.先進的•3.コンプリート、オープン、インテグレーテッド•4.成長•5.ダイバシティ
視点の確立の中で、「グローバル」はとても重要なアジェンダです。地球規模で物事の思考を始めてみる。そうすると、今まで見えなかったことが見えてくるのです。ビジネスの進め方、コミュニケーションあり方、開発の仕方、統合の方法、効率化のプロセスなどなど。今日は、このグローバル視点の確立に注力をしてみました。うまくいったかどうか。。。そうですね、そう思っていますが、学生皆さんの反応をうかがいたいところです。
さて、約1時間の講義(インタラクティブを目指したので、かなり積極的に話しかけてみました。皆さん優秀ですね。それにきちんと呼応してくれました。)をし、残りお時間はQ&Aです。いい質問がたくさん出ましたね。
社員犬Wendyをマーチャンダイズ化しないのか
オラクルにとっての脅威は何か
差別化のポイントは
注力事業の視点はなにか
それによって引き起こされるオペレーションのアンバランスは生じないのか
外資系企業と国産企業の差
生き抜くためのポイント
などなど。さすが、いいところをついてきます。そして、キッシンジャーではありませんが、うれしいことに、私はこれらのすべてに答えを持っていました。言いたいこともありました。私はそれを、ものすごく楽しむことができたのです。
さて、仕事は、苦楽があります。その山は、人によってさまざまでしょう。私が最近まで、3年ほど一緒に仕事をした人が
Every morning when you wake up, you will realize that you are excited.
Your days will be always either exciting good or exciting bad.
(毎朝目覚めたとき、貴方はとても興奮している自分に気がつくでしょう。貴方の一日はいつも最高に興奮しているか、最低に興奮しているでしょう。)
だから、その興奮をできるだけGOODにするために、
“Execute fundamental, add speed under pressure.”
(基礎を実行せよ。プレッシャーに身を置き、スピードを加えよ。)
を実践するのです、と。
成功に王道はないのかもしれません。しかし、大局的には、使命感を持ち、仕事を楽しみ、日々切磋琢磨していたら、これほどの充実したすごし方はないでしょう。そのとき、私たちは、幸せを手に入れるはずです。
今日は、自分自身をも振り返る絶好の機会にめぐり合いました。大学関係者の皆さん、学生の皆さん、本当にありがとうございました。