【取材・囲碁、茶室、建築】日本棋院に行ってきました。囲碁に学ぶ戦略と選択自由の奥深さ
市ヶ谷は五番町の日本棋院に初めて行ってきました。
どうして?仕事です。仕事。
とある番組の収録に。。。とある、といってもすぐにわかってしまいますね。
そう、「囲碁チャンネル」です。梅沢由香里女流棋聖と遠藤社長のプロアマ対局の収録です。
さて、かくいう私というもの、囲碁の経験はゼロです。その戦略性や創造性について、上司、諸先輩方から聞いてはいましたが、今日まで実際に触れる機会もなく、ただ、難しそうだなぁ、と。
対局収録の合間に、初心者向けの講座を開いていただきました。私と、囲碁に興味津々の女性一名が、受講しています。囲碁は19目x19目の盤上でゲームを進めるのですが、初心者には広大すぎるので、まずは6目x6目で練習です。基本ルールは、とってもシンプル。
- どこに碁石を打っても良い
- 相手の石に囲まれると、取られてしまう
- 最後に陣地の広かったほうが勝ち
以上
え?そんなにシンプル?はい、私も同感です。しかし、基本ルールはシンプルなのです。しかし、ここからが奥が深い。ルールがシンプルということは、選択肢が多い、ということ。つまり、自身の戦略、選択によって、盤上の碁石の配置がまったく変わってくるんですね。
ということで、6目x6目の盤上で、初心者同士が模擬対戦です。
うーん、とひとしきり悩みながらも、なんとかコツをつかみつつあるような。。。そうでもないような。しかし、周囲の優しい方々が「いいですねー」「よく気がつきましたねー」などと褒めちぎってくださると、単純思考の私は、なんだかできている気になってきます。そして、徐々にですが、もっと奥を見てみたい、という好奇心に駆られ始めたのです。
などと、本筋の仕事の脇で、新たな叡智を授かっていたのでした。こうして、いつもと違うコミュニティの方々と触れ合うことは、やはり、見聞の拡大にとても役に立つと思うのです。不思議なことは、レッスンを受けた後、囲碁の先生方の会話が、少しですがわかるようになっていたこと。ルールを理解して、興味を持つことで、共通言語への反応が良くなってくるのでしょうか。会話が弾みます。
肝心の梅沢氏vs遠藤氏の対局結果は、来年のオンエアまだお待ちいただくとして、帰り際に、記念グッズまでいただいてしまいました。きっと、指先は大事だから、キチンの爪の手入れをしなさい、ということだと思います。はい、そうします。
それから、梅沢由香里女流棋聖ご本人にせっかくお会いできたので、勉強がてらこんなソフトも買っちゃたりして。
いやー、囲碁って、本当にいいですねっ!←単純