【翻訳】ビジネスブログの15のルール
PR2.0に勤しみ始めてもうすぐ一年。。。この間様々な試行錯誤があり、そしてそれらは続くわけですが、私たちも経験を積んできたということで、そろそろ次のステップに進みたいと思います。それは、僭越ながら、PR2.0 の「普及」です。普及とは、私たちだけでできることではありません。多くの人々とのコラボが不可欠です。ですから、それをやってみよう、ということで、ブロガー向けのトレーニングを開発することにしました。外部のリソースと協調して。
そこに用いるかどうか検討しているのが、いくつかのノウハウ、Tips集。日本ではビジネスブログがなかなか増えないという現状のジレンマを少しでも解消すべく、気の効いたTipsについてはどんどん取り入れていくつもりです。(それが完全でなくても)
今日は、グローバルPRチームの仲間が見つけてきた、ビジネスブログの15のルールというものがありましたので、翻訳したものをご紹介します。イアン・ルーリー氏によるものです。原文はこちら。
ブログは新しいウェブサイトだ。マーケターがブログを立ち上げるのは、その必要性を感じるからである。けれどもマーケターは、ブログにどのくらい時間をかけるか、何を目指せばいいのか、読者がなぜ自分たちの声を聴いてほしいと望むのか、などの問題を考えようとしない。
そのため、ブログは企業サイトにぶら下がった盲腸と同じような存在になる。そのうち、社内の誰かが、じゃまだと気づいて切り取ってしまうのだ。
これは残念なことだ。なぜなら、ブログはビジネスに大きな恩恵をもたらす可能性があるからだ。
· 企業の人間性を強調する。
· 企業理念を共有できる。
· 良いニュースを伝えたり新製品を予告したりできる。
· 直接のフィードバックを得られる。
· 検索エンジンの上位にランクされるようコンテンツを追加できる。だから、ビジネスブログを最大限に活用しよう。いくつかの新しいルールを守りさえすれば、オンラインでの成長を可能にするビジネスブログが作れる:
1.あらさがしをしてみる。自分の会社のマーケティングのダメな部分を3つ、挙げられるだろうか? それができたら、2に進もう。できなければあきらめた方がいい。自社の製品やサービスを売り込むだけのブログなど、誰が読みたがるだろうか。自分のことしか喋らない相手とデートするようなものだ。
2.自分が熱中していることを書く。興味を持っていることについて書くのだ。配管工相手のマーケティングを統括している人ならば、自宅のトイレが詰まったときのことを書けばいい。養鶏場の経営者なら、卵の美しさについて書く。
3.「人々」が何を読みたいかということは考えなくてもいい。不特定多数の「人々」はあなたの読者ではないからだ。自分の情熱を書き、その情熱に共感してくれる人がいたとき、そこに読者が現れる。私の話を聞きたい人なんかいないよ、などと言うなかれ。地球上には60億人もの人がひしめいているのだから、どんなテーマを選んだとしても、興味を持つ人が数千人はいるはずだ。
*注:日本人はもちろん1億3千万人程度。しかし、最近は機械翻訳で日本語コンテンツにアクセスしてくるツワモノも増えているそうです。
4.書く決意をする。毎日30分書く計画を立てよう。1日1回の更新にも不十分かもしれないが、それでも構わないのだ。何よりも、毎日30分ずつ書いていれば、文章が上手になり、書く練習にもなり、役に立つコンテンツをテーマごとにまとめておける。15分で書ける記事も、1週間かかる記事もあるだろう。大事なのは続けることだ。
5.鏡を見て、「だって何にも言いたいことなんかないんだもん」と50回言ってみよう。口に出すたびに、自分がバカに見えるはずだ。このつまらないセリフから卒業できるよう、自分を訓練する。そうすればキャリアも、人生も、ビジネスも手に入るだろう。あなたには好きなことがある。きっと何か言いたいことがあるはずだ。
6.文法を勉強しよう。あなたは会社を代表しているのだ。きちんとした文章を書けるようになろう。
7.つづりを覚えよう。でも実際に覚える必要はない。スペルチェッカーの使い方を学べばいいのだ。つづりの間違いをなくそう。
8.Feedburnerフィードの設定をしよう。Feedburner.comに行ってRSSフィードを「焼く」。意味がわからない人は勉強しなさい。
9.他のブログを読もう。Google Readerなど、フィードリーダーの使い方を勉強する。好きなブログを研究すること。常に自分と同じテーマのブログを選ぶ必要はない。方法を学ぶのだ。
10.宣伝はしない。もちろん、このサイトは至るところに広告が掲載してある。けれども、これは私自身のブログであって会社のブログではない。広告収入は月100ドルにのぼる私のキットカット代に当てられる(私はキットカット中毒だ)。けれども、もし会社のサイトでブログをするなら、広告を掲載してはならない。どっちみち儲けにはならないし、読者を追い払ってしまうからだ。
11.他のブログにコメントする。関連ブログに面白い記事はないか? 議論に参加してみよう。コメントを残そう。それが最良の自己紹介になる。ブロガー同士が偶然出会うことはない。だから、進んで会話に加わる必要があるのだ。
12.自分の書いた記事に相互リンクを張る。自分の関連記事にリンクを張るのは、読者に別の記事を読んでもらえて、もっと興味を持ってもらえるからだ。
13.他のブログへのリンクを張る。他のブログで面白い記事を見つけたら、そのブログにリンクし、なぜ読者に勧めるのかを説明しよう。さらに、そのブログの書き手がリンクを見て、いつの日か同じことをしてくれるかもしれない。
14.自分のブログに責任を持つ。使っているツールについて学ぼう。ブログエディターを使って、タイトルの付け方、リンクの仕方、リストの作り方、引用の使い方を学ぶ。画像処理の仕方も知っておこう。実行も習得もそれほど難しくない。こういった知識を持ち、できるだけ品質の高いブログを作るのはあなたの義務だ。
15.楽しもう! ブログがつらくなってきたら、お休みが必要だ。
・・・次回【ブログを台無しにしかねない10の過ち】