連休中にキャプテン・システムを思い出す
前奏・・・
先月のお話ですが、Ricola(りこら)さんとお会いしました。バークレー音楽院への留学経験を持つボサノヴァ&シャンソンとジャズの歌い手。昨年のデビューアルバムがAmazon.comで売っていたので、早速カチカチとクリックをして購入しました。待つこと一日。一緒に買ったDVD「Hair Spray」と共に例のダンボール箱で届いたのです。いそいそと開封して直ちに愛用「iPodNano」に搭載。部屋にはステレオがあるのに、なぜか早速イヤフォンを装着して聞き入るのでした。ルパン三世でおなじみの「ラヴ・スクォール」とオリジナル曲「くじら」が特に最高です。この「くじら」、何でもRicolaさんのご母堂の出身地、北海道は室蘭にある「くじら島」をモチーフに、故郷に馳せる想いを唄ったのだそうな。“さようなら、わたしのくじら・・・”とリフレインするせつないメロディが脳裏いっぱいに広がるのでした。
せっかくなのでRicolaさんを見てみる
さて、予定していた「匠とテンプレートから学ぶ日本の価値」は、しばし順延し、このGW連休中に思ったことをひとつ。
私は海より山派、ということで、休みのたびに前頭葉を休めようと森林浴に行くわけですが、半日以上を外で過ごすために現地の天気がとても心配。そこで活躍するのがBSデジタル放送のお天気情報。テレビ画面で住所番地を入れると好きなときに目的地ピンポイントの天気予報がずばり、わかるのです。え?インターネット時代にそんなの常識?はい、そのとおりなのです。このピンポイントに天気を確認するのがいまや常識になっていること自体がすごいのですね。
何気なく思い出したのが、かつての、キャプテンシステムというネットワーク情報サービス。当時は通信費もそれなりにかかるなど様々な理由で普及が途絶えてしまったそれです。当時の私はまだ高校生でしたが、仲間同士で「きっと将来、キャプテンシステムはもっと安くなって、みんなが使うようになり、お天気情報サービスで”埼玉県比企郡児玉町xxxx”、などと住所を入力すれば土地区画ごとにピンポイントで天気がわかるようになる。」などと会話をしていたものです。20年たって、それがこんなに便利になるとは。
常識のテクノロジーも、立ち止まって考えると感動をするものです。
お天気は日常で皆が割と気にしている情報。今でも新聞や地上波テレビなど一方通行のお天気ニュースは見ますが、登山やツーリング、ゴルフに出かけるときはBSデジタルで必ず細かく確認するのが習慣になっている今日なのでした。