猫より牛を飼うのに向いているOpenStack
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2014年7月に書いた クラウドは家畜の群れだ。ペットのようにかわいがるな! のようにアプリケーションを大きく2つのタイプに分けて例える考え方がある。 一匹一匹の猫を大切にケアする/ケアする必要のあるアプリケーション(ここではペット型と呼ぶ)と『群れ』として頭数管理をし不足したら補充する考え方で良いアプリケーション(ここでは家畜型と呼ぶ)の2つのタイプである。
ペット型は堅牢なインフラを必要とし、家畜型は迅速性と伸縮性を必要とする。 一昨年あたりから言われていた 「ペットと家畜」 を今年に入ってから言われている 「バイモーダルIT」 にあてはめると、ペットは MODE1、家畜は MODE2 というところだろう。
OpenStack は、「AWSライク」 なインフラ構築のためのソフトウェア群であり、このインフラをより有効に利活用できるのは 「家畜型アプリケーション」 (=クラウドネイティブアプリケーション)であろう。 ただし、最近では OpenStack の HA機能実装なども取り組まれているので、「ペット型」(=従来型アプリケーション)での活用も期待できるようになりそうである。
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