【QCon Tokyo】セッション資料を公開しました。
昨日(4月12日)に、お台場にある東京ファッションタウンで開催された QCon Tokyo 2011 にて登壇をさせていただきました。
今回の目玉は、何と言っても Eric Evans 氏による DDD の基調講演とセッションです!私は、スピーカーをさせていただく兼ね合いもあり、基調講演のみ聴講をさせていただきましたが、DDD は、より多くのエンジニア、システム開発に関係する方々に知っておいていただきたいと思いました。内容をやさしめに設定し、英語もゆっくりとわかりやすく配慮いただいた Evans 氏、こういう状況だからこそ、来日をしてくださった Evans 氏、そして関係者の方々に感謝です。
さてさて、私は、「クオリティ&テスト」というお題目の元、セッションとパネル ディスカッションで登壇をさせていただきました。
パネルについては、セッションも担当されていた 日本アイ・ビー・エムの細川氏、日本ヒューレット・パッカードの湯本氏、モデレータは、ガイオ・テクノロジーの大西氏というクオリティとテストの著名な論客とご一緒をさせていただきました。
セッションでは、米マイクロソフトで行われている改善についてご紹介をさせていただいた次第ですが、その資料をアップデートしたものと公開しましたので、セッションにご参加くださった皆様も、同時間帯の他のセッションにご参加されていた皆様も、そして時間の都合などで QCon Tokyo 2011 に参加できなかった皆様も、ご覧いただければ幸いです。
なお、セッション資料の PDF のダウンロードは、QCon Tokyo のオフィシャルサイトより行えます(現時点ではイベント前の資料が入手いただけますが、後日には、同内容のものを公開いただけると思います)。
50分という時間の中で、省略をした部分もありますが、概ね大枠はつかめていただけたかと思います。冒頭の「私自身の勝手な目的」としてご紹介した、一つでも皆様の現場で使えるエッセンスをお持ち帰りいただけていたら幸いです。
ぜひフィードバックをくださればと思います。フィードバックは、ブログ コメントでも @tomohn でも、メールでもなんでも構いませんし、時候の挨拶なども一切不要ですw
セッション後のご質問で、多かったのは、以下のポイントでした:
- ディシジョンを下せた決定的な理由
- 大規模組織をバリューアップに向かせたノウハウ
- Team Foundation Server をご自身の開発現場で適用する具体的な質問
意外だったのは、Team Foundation Server を導入しようとする方々が多かったことです。変な意味ではなく、今回は、QCon Tokyo ということで、ツールというよりは、ソリューションに重きを置き、Team Foundation Server は、事例がその開発部門であり、Team Foundation Server を Dog Food として実際に開発しながらも、使っていたということを伝える程度だったのですが、皆様の開発現場のソリューションの一部(道具)として、検討されている方が多かったのは、うれしい限りです。
逆にいうと、Team Foundation Server のフル活用の好例が今回ご紹介させていただいた事例ともいえますので、相乗効果になったのかなと思います。
さてさて、テストの部分については、解説のみをさせていただきましたが、実は、デモも用意していました。もちろん事例で紹介した部門で実際に彼らが彼らのために開発し、使っていたものはご覧いただくわけにはいかないのですが、セッションでも触れさせていただいたように、彼らが自分たちのために作ったものの多くは、すでに Visual Studio 2010 の製品群に機能として組み込まれています。それをざっとご覧いただき、イメージを膨らませていただこうと考えておりました。
今回公開をさせていただいた資料には、該当スライドに、これらのデモへのリンクも埋め込みました。デモ再生できそうな画像部分をクリックしてくだされば、同様に SlideShare にて公開したデモ動画をご覧いただけます。セッションに参加した方は、より理解を深めるためにも、ぜひご覧くださればと思います。
念のため、デモ動画へのリンクを:
- ゲート チェックイン
- テスト影響分析
- バグ周辺の開発者とテスト担当者のコラボレーション(バグ ピンポンの解決策)
- 手動テストの自動化
- 仮想テスト環境への自動デプロイ
- 仮想テスト環境での手動テストの一括自動実行
長沢 (@tomohn)