今年の振り返り。そして、新年にアジャイル開発の無償イベントを開催。【LT 登壇者募集中♪】
※イベント情報は、後半にありますので、そちらに興味ある方は、前半は読み飛ばしてください
まだ2009年もまだありますが、軽く今年を振り返ろうかと思います。今年は、2つほど大きなトピックがありました。それは、
- 大きなイベントの裏方体験
- アジャイル開発支援への取り組み
です。
大きなイベントでの裏方とは、Tech・Ed Japan 2009 での開発関連の全セッションのコンテンツオーナーを務めさせていただいたことを指します。Tech・Ed は8月に3日間かけて開催された日本最大級の技術者向けカンファレンスですが、この準備は、並大抵ではありません。「8月なんてまだまだ遠い先の話」と言いたくなるくらい前から準備は始まっています。調整ごとも多岐にわたり、かなり難航することもあります。
正直、肉体的にも、精神的にもハードです。その上、自分もセッションを担当します。しかも、自分がコンテンツの責任を負っている主トラックと違うトラックの命名をしたり、そこでセッションを担当したりもしました(※このトラックはチームがオーナーをやっているので、実質私も責任者の一人なので、かなり思い入れがありました。なにせ、このブログの名前をそのトラックの名前に変更してしまったくらい)。
そのうえで、先日も紹介したような、コミュニティ参加企画のライトニングトークも企画から参加し、カウントダウンタイマーまで作成したりと・・・今思い出しても吐きそうなくらい(※お食事中の方いらっしゃったら失礼!)。
Tech・Ed だけではなく、実は年初の Tech Days 2009 でも裏方も担当していたり、米Microsoft CEO スティーブ バルマーが登場した、Microsoft Developer Forum 2009 でも企画から参加したりで、気が付けば、ほとんど休みと取らず、有給はおろか、代休も消化できないくらいでしたが、それなりに貴重な体験もさせていただき、満足しています(来年もやれと言われると・・・やりますが、手はうまく抜きます。今年以上に♪)。
アジャイル開発支援については、これも Tech・Ed Japan 2009 でマイクロソフトの開発プロセス改善の事例のセッションを担当したところからのスタートとなります。このセッションの実現のため、Tech・Ed の企画が始まった段階から、米国本社と調整をはじめ、多くの利害関係者の理解と協力を得て実現できました。これもかなりハードで、コンテンツもスピーカーノートも英語で記載し、許可を得るなども行ったりしました。
話がそれましたが・・・アジャイル開発支援を行う必要性を感じたのは、今、世界の経済状況やそれに伴ったコスト削減、その先の最適化が始まっている中で、特に日本の IT 産業が今後どのような道を歩んでいくのか、個人的に非常に不安と危惧を感じていました。その中で、マイクロソフトとして、エバンジェリストとして、そして一エンジニアである自分として何ができるのか、今、何をすべきなのかと考えたところ、もう一度、開発のスタイル自体を考え直す、開発者、開発する企業も、自分たちの価値、顧客の価値を改めて見つめなおす機会なのではと感じ、そのお手伝いをするには何をすべきか・・・と考え、出した結論がアジャイル開発支援です。
すでにアジャイル開発や開発プロセス改善を実践されている方々がいるのは、コンサル時代からわかっていることでしたので、彼らの支援をすることで、先人の英知をより多くの方々にしっていただく、すでにはじめている人がいることを知っていただく、よいきっかけになるのではと思い、実施しているのが、
です。
また、イベントも特にマイクロソフト主催以外のもので多く登壇やお手伝いをしました。
まず、マイクロソフトのアジャイル開発支援自体の発表も、IBM Rational Software Conference 2009 での MS/IBM のエバンジェリストの共同登壇というセッションで行わせていただきました。
その後も 札幌イノベーションデイ 2009 や、Agile Conference Tokyo 2009、そして、"TDD" Boot Camp でも紹介をさせていただきましたが、プラットフォーム、開発技術の枠を超えてご賛同、ご理解、ご協力をいただき、非常に感謝しています。
軽く触れるつもりが、長めになってしまいましたが(汗)、新年早々にやっと、マイクロソフト主催で無償のアジャイル開発に関したイベントを開催します。今までは外部イベントでばかりお伝えしていました・・・。
Agile Day 「A Start - アジャイル開発が気になるあなたに贈るセッション&ワークショップ」
開催日: 2010年1月22日(金) 13:30 - 18:30
場所: 東京・新宿 マイクロソフト 新宿オフィス セミナールーム
参加費: 無償 ※事前登録制
詳しくは、上記のリンク先をご覧いただきたいと思いますが、私は、"前説" としてマイクロソフト本社でのプロセス改善の事例の紹介をさせていただき、アジャイル開発支援サイト でおなじみにお二方からこれからアジャイル開発を知る、始める方を対象にセッションと簡単なワークを体験いただき、きっかけを作っていただこうと考えています。
このメンバーで、この内容のイベントは、2度とないかもしれませんよ♪
このイベントでは、セッションのほかに、5分間でノウハウをお話しいただき、ライトニングトーク(LT)も開催します。この LT は、完全にオープンな公募をしています。
このイベントでご登壇いただく方の締切は、1月8日となっています。もしわからないこと、もっと詳しく聞きたいことなどありましたら、事務局でも私でも構いませんので、お気軽にお聞きください(tomohn@microsoft.com ← @ は @ に変換ください)。
普段やっている何気ないことがほかの方には、新鮮だったり、共感だったりします。マイクロソフト主催セミナーでの LT ご登壇者も100名を超えました。ぜひ、チャレンジください。
当日多くの方々とお会いでき、同じ場を共有できることを今から楽しみにしています。
長沢(@tomohn)