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ITとビジネスのおいしいところを考察 ~ ときどき開発業務改善ネタ

Agile Conference tokoyo 2009 でお話しさせていただきました。

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12月8日は、東京・品川で開催された、Agile Conference tokyo 2009 にて、セッションを担当させていただきました。

アジリティを向上させる開発ツールの進化
Visual Studio は、Visual Studio 2010 でこう進化する!

と題して、以下の2つについてお話をしました。

  • マイクロソフトとアジャイル開発
  • 進化した Visual Studio 2010

「マイクロソフトとアジャイル開発」では、今年の Tech・Ed Japan 2009、IBM Rational Software Conference 2009 でもお話しさせていただいたマイクロソフト社内でのアジリティを向上させる開発プロセスについての考え方そして、実践のポイントを紹介いたしました。

もともと、Tech・Ed でのセッション実施のため、米国 Microsoft の開発部門と交渉を重ね(実は英文でスピーカーノート書いてレビューしたり…)許可をもらったものです。
# 今でもイベントの前に必ず扱っていいか確認しています(^^)

そして、「進化した Visual Studio 2010」では、Visual Studio 2010 と開発基盤である、Team Foundation Server 2010 でどんなことができるのか・・・を特定の方法論に依存せず、かつ、大体通る道をデモでご覧いただきました。

Team Foundation Server 2010 では、あらかじめ Scrum の要素を多分に取り入れた Microsoft Solutions Framework for Agile Software Development v5.0 ベースの開発プロセスが実装済みです(MSF for CMMI Process Improment v5.0 もあります)。これをそのままでも、カスタマイズしても、まったくのスクラッチからプロセスを構築しても構わないわけですが、MSF for Agile では、ガイドライン、サンプルとしての各種のテンプレートやドキュメントも含まれています。そしてご覧いただいた Excel ベースのプランニング シート、バーンダウン チャートなどの出力が一切のカスタマイズなしで使うことができます。

今なら、Beta2 を入手いただけますので、ぜひ使ってみてください。Team Foundation Server は、今まで以上に導入しやすく、使いやすく、進化しています。MSDN 会員なら使えるようになる予定ですし、クライアントOSにもインストールすることができるようになります。

さて、Agile Conference tokyo 2009 のイベント自体ですが、非常に盛況で、300人入る会場で、空席が見当たらないくらい、ご参加されていました。私は、役得で、一番前の席を確保いただけましたので、じっくりと聞くこともできました。

ご参加者の方々は、いわゆる「スーツ」組の方々が多く、それだけアジャイルが今日のソフトウェア開発において注目されているのだと実感しました。

私の講演資料は、

 マイクロソフトのアジャイル開発支援サイト

から入手もいただけるよう準備しますので、公開されましたら、ぜひご覧ください。

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長沢智治 (@tomohn)

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