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「社長辞めます」ジャパネットたかたの高田社長は低い声

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ジャパネットたかたの高田明社長が、16日付で退任するという会見を行いました。

ここでの高田社長の声は、テレビショッピングの甲高い声とは違い、低く物静かな声でした。

2014年2月7日のブログ「リーダーは低い声が良い『それではたかた社長はどうなの?』」でも書きましたが、高田社長は、経営者としてのマネージメントの現場では物静かで低い声の持ち主です。
以前テレビのインタビューに答えていたときも、低い声でらしたのを聞いたことがあります。

高田社長の本「社長、辞めます!ジャパネットたかた激闘365日の舞台裏」(日経BP社)の中で印象深い事が書いてありました。

次期社長の息子さんである旭人さんが、「高田社長と何度も激しくぶつかりあった。社員の前でも平気でやった」という言葉に対して、インタビュアーの萩島央江さんが「高田社長が激しく言う姿が想像できません」というのに対して、

「社員はみんな想像できますよ(笑)」

と答えるのです。

物静かな語り口調と社員の前で激しく言う姿。そして、テレビショッピングでの甲高い声。

どれも同じ高田社長なのです。

旭人さんは、高田社長のことを「プレイングマネージャーで、社長でありながら部長であり、課長であり、課員であるという人」と評します。

高田社長は、多様な人格を使い分けていたというわけですね。

テレビショッピングのときは、明るく甲高い声で親しみやすさを表現していても、経営者としては低い声、時と場合によってはドスの効いた低い声であったこもあるでしょう。

一流の経営者は、様々な顔を持ち、それを使い分けています。
一人の人間の中にいくつもの多重な人格を持つことが、経営には必要だからです。
それは、ビジネスの修羅場や、厳しい交渉、マネージメントの経験を積んで、自己の様々な可能性を探求した結果なのです。

これからは一年後はテレビショッピングの出演もやめて、個人事務所をつくり「全国を歩いていろんな商品を発掘し、それをジャパネットに提供するような補佐的なことができれば」とおっしゃっています。

多重な人格を使い分けた、日本の素晴らしい経営者であったと思います。

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