プレゼンで歩き回って話さないほうが説得力が増す
海外のCEOで、よく激しく歩き回りながら話す人がいます。
また、その影響か、日本人経営者でもよく歩き回って話す人をよく見かけます。
一般的に、人前で話すとき、歩き回ったほうが活動的なイメージで良いと思われている傾向があるようです。
そして、人は緊張すると、歩き回りたくなるものです。
しかし、あまり動き回ると、落ち着きなくみえますし、感情の浮き沈みが激しいように見えてしまいます。これはもし経営者であれば、あまり良いことではありません。
話すときは一カ所にとどまり、できるだけ歩き回らない方が、落ち着いて堂々と見え、説得力が増します。
話題が変化したりする場合のみ移動し、移動した先でまた正面を向いて下半身は動かさずに話しましょう。
もし、活動的なイメージを演出したかったら、手振りで表現すると良いと思います。
もちろん、「演台の後ろに立って一度も出てこない」というのよりは、動いても全身を出したほうがメッセージが伝わりますし、聴衆との距離感も近くなりますのでまだマシです。
緊張が最高潮に達してしまい、動かずにはいられない場合は、出来るだけおへその下の下腹に力を込めましょう。
おへその下9センチの場所を中心に、前に張るような気持ちで立つと、まっすぐに凜として立っているように見えますよ。
私は、結構緊張しやすいので、プレゼンの最初の5分くらいは、思い切り下腹に力を込めています。やはり、初めての方々の前で話すのは、最初なかなか空気がなじみません。でも、だいたい5分くらいするとそれほど頑張らなくても自分の空気感で話せるようになります。最初の数分がこの日上手くいくかどうかの勝負どころです。
正面を向いてまっすぐ立ち、話すときは下半身は動かず、下腹に重心を持って行く。
これで、声も響くようになるし、立ち姿も良くなり、一石二鳥ですよ。
お試しください。