美しく堂々として見え、良い声が出る立ち姿
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駅のホームで立っていると、電車を待つ方々の立ち姿を思わず見てしまいます。
まっすぐ美しく立っている方はほとんどいません。
たいていは、左右どちらかの足を横か前に出して体重をのせています。
最近は、ランドセルをしょっている小学生でも身体を斜めにして大人のように立っています。
これは、身体のゆがみが原因であることも多いのですが、癖になっています。
整体でも、「足を斜めにして立つのをやめるだけでもずいぶん身体の調子が良くなりますよ」と言われます。
プレゼンのレッスンでも、まっすぐに立てない人が本当に多いですね。
気がつくと斜めや前に足を出して立っています。
お声をかけると戻してくださるのですが、癖なのですぐ元の姿勢に戻ってしまっています。
足を斜めに出すことが、場慣れしていてかっこいいし、声も安定すると思われている場合もありますが、真摯さに欠けて見えますし、発声にも良くありません。
本来は、足は肩幅にして、足先を正面に向けて立つことが、美しく堂々としてみえます。
この姿勢は、良い声を出すためにも大事です。
足を斜めに出してしまうと、身体がゆがんで見えるだけでなく、その人の持っている良い声が発揮しにくくなるからです。
声は横隔膜といって、肺の下あたりにある呼吸のための筋肉の働きによって決まります。
身体の体幹がゆがんでいると、横隔膜が力を発揮できません。
また、足を肩幅にすることで、腰を引き締めやすくなり、声が安定します。
足を肩幅にしてまっすぐ立つことで、見栄えもよく、声も良くなります。
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