オルタナティブ・ブログ > 大人の成長研究所 >

ライフワークとしての学びを考えます。

アイコンタクトをとることで自分の秘めたる力を引き出す方法

»


「目は心の窓」ともいわれます。

その人の目を見れば、本心はどんなことを感じていらっしゃるのかほとんどのことはわかります。

また、深く澄んだ静かなまなざしでみつめられれば、何も語らなくとも、その方の人間力が感じられるものです。

アイコンタクトは、言葉以上にコミュニケーションにとって大事なものです。

講演やプレゼンで、パソコンの資料を読むために、下を向いている方がほとんどですが、パソコンと自分だけの世界になってしまい、聴衆は置いていかれてしまっています。慣れないと怖いものですが、内容はほぼ記憶して、勇気を出してぜひ聴衆の方々とアイコンタクトをとられるようにしてみてください。話し手と聴衆、両方が満足度の高い内容になります。

自分が良いと思っていても、ピンとこない話だと、聴衆が「ん?」というようなまなざしを投げかけてくれることがあります。また、反応が良いと「そうそう!」というような無言の返事が返ってきます。
そういうときは、相手に合わせて微修正しながら話を進めることができ、とてもやりやすいのです。また、微修正しているうちに、自分が思いつきもしなかったアイデアや良い話が出てきたりすることもあります。
付和雷同は良くありませんが、聴衆が導いてくれていると感じる瞬間です。

こういうとき、対話とは一方的なものではなく「起こるものだ」ということを改めて考えさせられます。

もし、何も感じずに用意された台本通り話していたらば、このような化学反応は起こらないでしょう。


ピアニストをしておるときは、常に横を向いているので、あまりアイコンタクトがとれません。
音楽に向かい合いながらも、お客さんの反応は身体で感じるようにしていますが、やはり、最初から最初まで本当のところはわからないというのが正直なところです。
講演は、常に皆さんのアイコンタクトがとれるので、かなり楽に聴衆の方々の気持ちを感じながら話せます。立場としては指揮者に似ているでしょうか。

音楽もおもしろいですが、人との対話が起こる話法もまた深いものだと思わされます。

Comment(0)