「日本語で話してください」カタカナ語はほどほどに
「それ、『ステマ』でしょう?」
と言われて、「捨てるのが好きな人(捨て魔)のこと?」と間抜けな質問をしてしまったことがありました。
「ステマ」とは「ステルスマーケティング」の略のことで広告と分からないように宣伝するネット用語のこととなのだそうです。
私は知らない言葉はなるべく聞くようにしています。
聞けば、新しいことが吸収できるから良いのです。
別のある業界では、ほとんどをカタカナ言葉で話されて、「日本語を話してください」と思ってこともあるほどです。
2014年10月18日日本経済新聞「何でもランキング」にて『知っているようで知らないカタカナ語』が特集されていました。
そこでは「オンデマンド」「アーカイブ」「アセスメント」「イノベーション」「ダイバーシティ」などが紹介されています。
確かに、分かってスラスラ使えれば便利な言葉です。
しかし「知的と思える言葉も、多様のしすぎには注意が必要だ。調査では『社長の訓示がカタカナ語だらけで内容が分からない」(30代男性)との声もあった。『さりげなく説明をそえたり言い換えたりするのが円滑な意思疎通のコツ』踊らされず、うまく使いこなす工夫を心がけたい」(記事より引用)
音楽でも、音楽関係以外の人にはなかなか通じないような言葉もあります。
グループで集まった時、業界の人と、それ以外の人が混じっている場合、それを言い合うことで、「仲間意識」を強める場合もあります。
ご自分では気がついていないであろう優越感を感じることもあります。
私は、業界以外の人に話す場合「わざと言っているのか」「知識を試しているのか」と誤解される場合もありますし、あまり親切ではありませんので気をつけています。
嫌みにならないように説明をしたり、なるべく通じる言葉に言い換えることをしています。