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ライフワークとしての音楽を考えていきます

人前で話すとき会場の残響を聞いていますか

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「最近は良いマイクがあるので普通に話せば大丈夫」

という方がいらっしゃいます。

少し大きめの会場や会議室になると、マイクを用意くださっているところも多く、気をつけなくとも言葉は伝わると思われているかもしれません。

しかし、マイクがあっても早口だったり、モゴモゴと話していては聞き取りにくいですし、マイクに口を近づけすぎると余分な息づかいや唾の音が強調されたりして聞き辛いものです。

マイクがあっても、間を取って、ゆっくりと明瞭に話さないと伝わりません。

基本は、マイクがあってもなくてもほぼ一緒なのです。

ただ、注意すべき点があります。

残響です。

特に、天井が高く広いホールでは、残響が長い場合が多いものです。

話す前に必ず残響が長いかどうか確認しましょう。

確認のため、リハーサルでステージに立って手をパン!とたたいてみましょう。残響が長ければパアァァン!と響きます。
また、他のスタッフに客席にいてもらい、実際にしゃべる様子をチェックしてもらうとベストです。

こういうホールで、早口で話すのは厳禁です。

前の響きが消えないうちに次の言葉が来るので、響きが被ってしまい、聴衆にとっては大変聞きにくいものなのです。

ただ、緊張したりあがったりすると人間はどうしても呼吸が浅くなり、早口になってしまうものです。
いつもより3割増しにゆっくり話すつもりでちょうど良くなります。

すばらしい会場を使うのはとても良いことですが、会場を活かすために残響にまで気を配ることが必要です。

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