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イスラエルとパレスチナの高校生たちが心を合わせ合唱

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イスラエル人の少年たちが誘拐・殺害された事件が発端となり、イスラエルとパレスチナが衝突。スラエル軍がパレスチナに軍事作戦を開始。難しい状況の中、2012年に創設されたパレスチナとイスラエルの高校生による混声合唱団「エルサレム・ユース・コーラス」が来日。
平和への歌声を響かせました。

2014年8月19日日本経済新聞にそのニュースが掲載されていました。

    ・・・・(以下引用)・・・・

合唱団には、殺された少年たちを知る子供もいるという。日本公演どころか、練習も危ぶまれた。外出すれば命の危険すらある。それでも多くは「仲間に会いたい」と練習にやってきた。いつもより長い対話の時間を持った。今何が起きているか。それについてどう思うか。「厳しく、難しい状況だった。でも彼らは乗り越えた」とヘンドラーさんは語る。日本公演に向け、練習は週4回に増えた。

 イスラエル人のシーファ・ウッドブリッジさん(16)は言う。「この合唱団に参加するまでパレスチナ人の知り合いは1人もいなかった。でも音楽がわたしたちを結びつけてくれた。今は大きな家族のよう」

 日本での体験から得たものもあったようだ。「これまで世界に向けてメッセージを発するなんて思わなかった。でも日本で歌ってみて、私たちが平和のために何かができるという気がしている」。パレスチナ人のラニ・アブ・ゴシュさん(15)の言葉だ。

 18日にYMCAアジア青少年センター(東京・千代田)での公演を終え、19日は中央工学校(同・北)で歌声を響かせる。「日本で異文化を知り、世界に対する新しい見解を得て帰国できる」(ヘンドラーさん)。エルサレム・ユース・コーラスの旅は始まったばかりだ。

    ・・・・(以上引用)・・・・


指導者のマイカ・ヘンドラーさん(25)は、「歌は人を結びつける最良の方法。一緒に歌うことで心の扉が開かれる」とおっしゃいます。

私も、企業での「合唱チームビルディング」を行うと、皆さんが歌った後、絆が強まり、チームワークが上手くまとまるようになることを経験しています。

音楽の基本は、歌(旋律)、ハーモニー、リズム。
その中でも、音楽を豊かにするために必要なのは、ハーモニー。
しかし、声によるハーモニーは一人では出来ません。

ハーモニーは「和音」とも言います。

日本は「和」の国。「和を以て貴しとなす」という言葉も古くからあります。
その日本で、イスラエルとパレスチナの高校生が合唱を行ったということ、未来への希望を感じさせてくれました。

これからも、合唱をすることでそこに「和」が生まれてくれることを祈りながら、少しでも多くの皆さんに経験していただけるよう、微力ながらでも活動していきたいと思っています。


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