なぜ話すとき頭がコクコク揺れるのか ビジネスでは「女子揺れ」注意
話すとき、頭が言葉のセンテンスごとにコクコクと首が揺れる方がいます
この話し方、じつはプロの方でも多いのです。
特に女性に多く、また若手の男性、年配男性でも慣れていない方に多く見られます。
最近、ベテランのアナウンサーさんとこの話になり「これは良くないですよね」と話していました。
天気予報の女性が話しているときもよく見られます。
でも、話しながら首をコクッコクッとする癖は、直そうと思ってもなかなか直らないものです。
実は、以前、私も首をゆすりながら話す癖がありました。
無意識に揺すっていたようで、録画を見て発見し、ショックを受けてしまいました。
首を揺するどころか、体の中心線もブレて、意味も無く胴体をクニャクニャしながら話しています。
それでは、無理ヤリ体を固定して話そうとすると、言葉も固まってしまい、上手く話せなくなります。
いろいろと試しているうちにわかってきたのですが、これは、特に緊張しているときに表れるようです。
体や首でリズムをとって話すことで、無意識にバランスをとって緊張を和らげているのです。
しかし、いくら「緊張を和らげているのですよ」ということでも、これでは、自信がなさそうですし、落ち着き無く見えてしまいます。
良いことを話していても、説得力がないのです。
しかし、あることに気がつけば、この癖は直り、さらに説得力の増す話し方に変えることができます。
それは、2つあります。
一つは、横隔膜。
しっかりと横隔膜を使えるようになると、体幹が安定し、逆に体をクラクラ動かして話す事が出来なくなります。特に、腰と首がしっかりと安定します。
意識していないのに「揺れる」ということは、要するに横隔膜がしっかりと使えていないということです。横隔膜が使えていないと、単なる報告であり、その方の心が伝わりません。
二つ目は、手の動き。
手を広げ、前に出して話すことで、リズムとバランスをとることが出来、さらに堂々として見え、説得力が上がります。
例えば、首だけではなく、目をパチパチ強く瞬きする方もいます。これも一つの緊張を和らげる手法です。
石原慎太郎さんは、さかんに目をパチパチしていますが、これさえなければ腹の据わった本当に素晴らしい話し手だと思っています。
そして、最近は「女子揺れ」というものもあります。
話すときに、クネッと横に揺すってしまうのです。食べているときの映像ですが、下記に動画を紹介いたします。
同じように、話す時にも揺すってしまうと、説得力が落ちます。
かわいらしいのですが、ビジネスではあまり多様しないほうがいいかもしれませんね。