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決断と独裁は紙一重 新浪社長サントリーでの決意

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ローソン会長新浪剛史さんが、サントリーホールディングス10月1日から社長に就任することになりました。

その新浪社長のインタビュー『自信も怖さもある』が2014年7月2日の日本経済新聞に掲載されていました。

ローソンを去ることについて、

「自分自身の成長のためにもここで切らなきゃいけないと思った」
「43歳でローソン社長になり、会社が潰れそうななかで、すべて自分でやってきた。その頃のトラウマがあって、みんなで一緒にやることが、どうしてもできない。後半は独裁者になっていたし、そこに危機感を感じていた。」

と語っています。

以前の記事でも書きましたが、新浪さんのローソン時代からの信条は「ぶれないこと」。

ぶれないために、最後は一人で決断しなくてはいけない。
しかし、「失敗するかもしれない。怖い」。
「トップは孤独」なのです。
(参照記事:「相手の懐に飛び込まなくては人は動かない」より)

だからこそ、トップの決断と独裁は紙一重。
「独裁者になっていた」というのは、本当にギリギリの決断の道を走られてきたのだな、と思えます。

今度のサントリーでは、

「僕自身、変わろうと思う」
「もっと人に任せようと思う」
「『新浪がなんぼのもんだ』と考える人もいるだろう。まずは、現場との対話から始めたい。」

と、新たな進化をされようとしています。

現場との対話。
これは、港での荷揚げ会社を営んでいたお父様の後ろ姿から学んだものだそうです。



ところで、7月1日に佐治信忠会長とともに行われた「サントリーHD 新浪社長を正式発表会見」での新浪さんは、元アスリートらしく大きな声で爽やかに決意を語っておられました。

佐治会長が話しているときも、一時も気を抜かず傾聴され、笑顔なのも大変素晴らしかったです。
このご年齢で、ここまでキュッと口角が上がるのは、よほど日常でも笑顔を出してないと出来ない事。
普段より前向きな生活を送られていることが、こんなことからも感じられ好印象です。

ただ、こんな短い間にも「ビジネスマン、エ〜、最後の、オ〜、チャレンジとして、日本初の・・・」と「エ〜」「オ〜」などの余分な言葉が入ってしまっているのが惜しいですね。

「え〜」が入ってしまうのは、新浪さんの以前からの癖でもありますので、少しずつ直されるとさらに素晴らしくなります。

一方、佐治会長の方は、この動画を見る限りは、この短いお話の中に一度も「あ〜」「え〜」がありません。きっちりと「間」をとって、呼吸をしながら、低い声でゆっくりと話されるお姿はさすがです。

最後にもう一つ。

いつもながら清潔感いっぱいの新浪さんファッションです。
今回はインタビューボードにあるサントリー広告の明るい水色にあわせて、淡い灰色がかった水色(アリスグレー)のネクタイで嫌みもなく、新浪さんの決意と気遣いを表現していて良かったと思います。
ただ、手首の数珠はちょっと気になってしまいました。
経営者は、運気の流れが大事なことは良くわかります。
玉がごろごろと大ぶりなので存在感があり、ついつい「どんな意味があるのだろう?」と、どうしても数珠に目がいってしまった印象でした。


これからも新浪さんのご活躍と、今後の世界のサントリーを楽しみにしています。

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