オルタナティブ・ブログ > 大人の成長研究所 >

ライフワークとしての学びを考えます。

ボイストレーニングに「腰痛バンド」で声が良くなる

»


「声を出す時にお腹を張って発声してください。」

というと、大抵の人は驚かれます。

腹式呼吸のトレーニングでは、「息を吸って、お腹をふくらまして、息をはいて、お腹をへこまして」が一般的です。
そうなると、発声しながら息をはいていけばお腹はへこむはずで、「発声のときお腹を張る」なんて逆ではないかと思われるからです。

これはやってみると意外に難しく、息をはいていると、何もしなければお腹はへこみます。そこを一踏ん張りしてお腹を張るのはエネルギーがいります。

お腹・・・特に下腹を張りながら息をはくことを覚えると、声がとたんに充実してきます。

ただ、息をはくときに、もう一つ大事なことがあります。

「息を吸うこと」です。

深く息をすえなければ、深く息をはくことはできません。

「息を吸うなんて、普段の生活でやっていることで、誰でもできる」と思われがちですが、実は結構難しいことなのです。

なかなか息は深くすえないものです。
私は始め、息をすうことで苦労しました。

いざ「すおう!」と思うと、体の浅い部分でしかすえないのです。
また、頑張ってたくさんすおうと思うと体もキュッと硬くなります。

そこで、下腹を張りながら息を吸う→下腹を張りながら息をはく、というトレーニングのために、何かお腹に圧をかけて、抵抗感を実感できるトレーニング器具があるといいなあと思っていました。

そして、あるとき腰痛バンドが良いのではないかとひらめきました。

特に、骨盤固定・安定用の「丸型骨盤バンド」と言われる、ゴム製のものがぐいぐい締められ、下腹に圧が強くかかり良い具合です。

この腰痛バンド、一度ぎっくり腰になってしまったときに購入していたのですが、しばらく放っておかれていたのがボイストレーニングで再活用できました。

全面ゴム素材で圧迫力も強く滑り止め効果も高いので動いてもずれたりしません。また意外に生ゴム特有の臭いもおさえられていますなので、トレーニングだけではなく、歌うときや、大勢の前で話す時なども、しめて行うととても良い声になり、しかも誰にも気づかれません。
 
 腰痛バンド、ボイストレーニングにおすすめです。
 
 
 

Comment(0)