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ライフワークとしての音楽を考えていきます

不思議と緊張しても実力を発揮できる「指回し体操」

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「人前で極度に緊張してしまう。」
「アガってしまって実力が発揮できない。」
「たくさん準備していたのに、いざ人前に出たら頭が真っ白になってしまった・・・。」

などという経験をされた方、多いのではないでしょうか?

緊張することは悪いことではありません。

人間が緊張するとアドレナリンというホルモンが出て交感神経を興奮させるため、呼吸が多くなり、血圧が上がって、食欲も出なくなる状態になります。
これは、人類が生きるか死ぬかギリギリの場面で、自分の身を守るためにエネルギーを集中させ、能力以上のものを引き出そうとする生命の知恵なのです。

だから、緊張していて良いのです

どんな豊富な舞台経験を積んでいるプロでも緊張するものです。

演奏家でいうと、今では巨匠とまで呼ばれているピアニストのマルタ・アルゲリッチは舞台前に極度に不安になってしまい、キャンセルして帰ってしまうこともよくある、キャンセル魔。
名指揮者、カルロス・クライバーも、同じようによくキャンセルすることで有名でした。

そして、本番前に極度に緊張してしまう演奏家ほど、いざ演奏に入ると神懸かったような名演奏をするタイプが多いのです。

自分をギリギリまで追いつめ、力を爆発させることができるのは、この「緊張」という魔物を飼いならすことができてこそなのです。

だから慣れてしまって「緊張しなくなったら終わり」。
普通の予想できる範囲のことしかできなくなります。

さあ、祖先からのプレゼントともいえる「緊張」。
これをどのように飼いならせばいいのでしょう。

緊張の飼いならし方は、人それぞれです。

緊張している状態では、なかなか自分の思う通りに行動できなくて苦労することがあります。
それは、「自分は緊張している」と感じることで、動揺し、慌ててしまうからです。

緊張は、能力以上のものを発揮するためのスイッチが入ったと思ってください。
その緊張をコントロールするためには、まず落ち着くこと。
そして「本番への準備は段取りよく進んでいる」と思いましょう。

基本はとにかく「回数をこなすこと」。

数をこなしている人にはかないません。
最初は、身内や、会社のメンバーなど、多少恥をかいてもよいところで恥をかいておきましょう。
それから、発表させてもらえるところがあれば、積極的に出て行く。
一回でも人前で緊張すると、二回目は「少し楽になったかな?」と思うほどになります。

ただ、緊張がなくなるということはありません。

そうは言っても、「回数をこなせ」だけでは不親切ですから、今回は参考までに私自身の対処方法を書いておきます。

(1)余裕を持って会場に到着する

遅刻厳禁。慌てないために必須です。

(2)10分、できれば30分、静かに目を閉じる

ざわついていた心が静まります。
「10分もとれないよ〜」という場合は、3分でも良いので、とにかく静かに目を閉じる時間を作ります。

(3)お決まりのアイテムをつくる

私は、服装や髪型です。これでスイッチが入る。

(4)横隔膜呼吸

「横隔膜ブレス」で呼吸することで落ち着いてしっかり声がでるようになります。

(5)指回し体操

1 、両手5本の指の頭を合わせ、ドーム状の形を作る。
2 、それぞれ合わさった指を、触れ合わないようにクルクルと回す。親指、人差し指、中指、薬指、小指の順に回していきます。(薬指は回しにくいですが、出来る早さで動きを確認しながら行ってください)
3、 右手から見て時計方向に回す。慣れたら逆方向も回す。

だまされたと思ってやってみてください。
頭の回転が早まり、身体が柔軟になります。


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