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ライフワークとしての学びを考えます。

声優のようにかっこいい声や可愛い声を喉で変えながら歌っているのですが、腹式呼吸で歌うと出来なくなってしまうでしょうか?

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最近、オフィシャルサイトに下記のようなご質問をいただく機会がありました。
ブログでお答えいたしますね。ご参考にしてください。

【質問1】
自分は、憧れで声優のようにかっこいい声や可愛い声が出したくて喉で声質(?)を変えながら歌っているのですが、腹式呼吸をして歌うとなると声の感じを変えて歌うのはできなくなってしまうでしょうか?」

【回答】
声の音色を左右するのは喉頭(のど仏)です。そして声帯は声の調整をします。
そのためには、横隔膜をしっかり使って息が流れていることが基本です。息の流れを停滞させないように。ぜひ横隔膜をトレーニングしてください。豊かで多彩な表現が出来るようになります。
一般的な腹式呼吸は、息をはくときにお腹を凹ませますが、発声するときお腹は張り返すようにしましょう。
こちらの記事を参考にしてください。

リンク→腹式呼吸はできるけど、腹式呼吸のまま歌えない!! それはなぜか?

もう一つの質問はこちらです。

【質問2】
腹式呼吸は鼻から息を吸うのでしょうか…鼻腔共鳴の方法は詳しくはないのですが、鼻から吸う方法だと鼻腔共鳴ができると聞きました。鼻腔共鳴をやるなら腹式呼吸はやらなくても大丈夫と聞いたのですがどうなんでしょうか?

【回答】
鼻腔共鳴についてもよくご質問いただきます。
共鳴のトレーニングでは、「鼻から息をはく」方法が有効です。
小さな声でも響くようになる共鳴のトレーニング「共鳴ハミング」をご紹介しましょう。

★★共鳴ハミング★★

小鼻の脇を両人差し指で軽くおさえ、大きく息をすってから、口を閉じて鼻から息を流すように「m~」とハミングしてみてください。そのとき鼻のあたりが「ビーン」と振動する感じがします。
これを「共鳴ハミング」とよびます。
初めのうちは指で押さえますが、だんだんと、おさえなくてもつかう場所を覚えていきますので、手放しでも響くようになります。
ただ「ビーン」という振動を得るためには、やはりしっかりと息が流れていることが必要です。これも横隔膜を使ってよく息を流してください。

★★★こちらの記事もご参照ください★★★→もう「聞こえない」なんて言わせない 小さな声でも遠くまで声が届くようになる方法 そしてどんな人でも持っている増幅器に気がつくための簡単なトレーニング方法

声は「息の流れ」で決まります。

まず基本は横隔膜を使って息を流すことです。

ぜひ継続なさって良い声を手に入れて下さいね。

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