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声にはだれにでもスイッチがある 一発で声が変わる方法

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AppleTVで、映画「ウタヒメ」を観ました。 アマチュアバンドを組んで、夢を実現する女性たちの姿を描いた素敵な映画です。  

「ウタヒメ」は、私の好きな黒木瞳さんと、「ビロード・ボイス」の真矢みきさんが共演しているので、どうしても二人揃ったところを見てみたくなったのです。  

黒木さんは、普通の主婦の役でしたが、やはり素晴らしいオーラは隠しようがありません。立っているだけで華があります。  

でも、この映画、なんと言っても凄かったのは真矢さんの演技です。  

映画ではベースですが、もともとギターをやっていたせいか上手に演奏しています。 ロックな言葉づかいや服装も、サマになっているのですが、ちょっとイタイ感じの味付けもきちんと計算されています。さすがだと思いました。 真矢さんは、歌も踊りもセリフも存在感も一流。宝塚出身の方々の中ではとびぬけていると思います。 

私は、真矢さんの声を「ビロード・ボイス」と名づけています。  

ビロードのように、なめらかでエレガント。低音で深みがあります。 声に響きをつくっているので、声に高貴な威厳を感じます。   理想の上司ベスト10のベスト3にいつも名を連ねているのもうなずけますね。  

真矢さんの声は、聴いていて分かりますが、確実にトレーニングされた声です。持って生まれたものではありません。 だから、「自分はもともと声が良くないし」と諦めることはありません。どんな人でも、トレーニングすれば確実に声は変わります。 声をトレーニングするのは、お金もかかりませんし、痛みや副作用もありません。日頃ちょっとした時間に簡単にトレーニングするだけで、声は変わってきてくれるのです。  

仕事の場で、真矢さんのような声がつくれるようになると、営業でも、プレゼンでも、スピーチでも、司会でも、どんな場でも、声が自分を助けてくれるでしょう。  

トレーニングの方法として、このブログでも書いていますが、全ての基本は横隔膜にあります。横隔膜のスイッチを入れること。そうすると、声はいきなり良くなります。  

そして、そのあとに「声を低く響かせたい」「遠くまで通る声にしたい」「滑舌をよくしたい」と、それぞれの要望によってトレーニングをチョイスしていくとよいのです。  

まず今日は横隔膜のスイッチですね。  

大きく笑ったりしたときに、筋肉痛のようにお腹の中心がよじれるほど痛くなることがありますね。ふだん使っていない横隔膜をめいいっぱい使ったからです。横隔膜はその痛くなるところにあるのですよ。  

まず実験です。  

「あーーー」と言いながら、肋骨(肺を囲っている骨)の一番下の骨の下あたりを「ぐいっ!」と押してみてください。 「あーーー(ぐいっ!)あ~!あーーー」 と変化しましたね? 強くだそう、声を変えよう、と思わなくても声が変わった。 声の良い人は、このスイッチを入れてお話ししています。

だから、人前でお話しするとき、まずは、ちょっとお腹に軽く手を当てながらはなしてみると、声がかなり変わりますよ。お試しください。

ぜひ、しっかりとスイッチを入れていただけるように、今後も記事を書いていきたいと思います。

 

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