オルタナティブ・ブログ > 大人の成長研究所 >

ライフワークとしての学びを考えます。

なぜジョブズは声が高くても成功したのか

»

私は、これからのリーダーは低い声を出すと良いとお話しています。
 
それは、低い声が、リーダーシップを感じさせ、話しに説得力を持つからです。
また、低い声では他人に対する信頼感から、交渉力も上がり、仕事を成功に導きます。
 
経営者で言うと、ソニーの大賀典雄さんは、芸大出身のバリトン歌手ですから当たり前かもしれませんがダントツに素晴らしい声だったと思います。
 
様々な成功している経営者や政治家、有名人の方々の顔を思い浮かべると、芸能人や役者でわざと甲高い声を売りにしている人は別として、低い声の人が圧倒的に多いのです。
 
しかし世の中には特別な人はいるものです。
 
声ではありませんが、例えば、音楽で言うとモーツァルトのような人。
 
天才と言われ、当時書かれたスコアにはほとんど書き直しの後がありません。
よく対極の存在として語られるベートーヴェンも天才ではあると思いますが、やはり努力の人。モーツァルトとはタイプが違うのです。
 
天才型リーダーと言えば、元巨人の監督、長嶋茂雄さん。
 
長嶋さんは、リーダーとしてはかなり高い声だったと思います。
しかし、天才肌のスターとして存在自体に明るさと華がある。人を引きつけずにはいられない魅力にあふれていたのだと思います。
長嶋さんを尊敬する方々がチームに集まったのも運気を感じますし、長嶋さん自身も、監督としてかなり勉強をされたようですね。
 
またアップル社のS・ジョブズさんも、それほど甲高いというわけではありませんが、そんなに低い声でもないですね。
 
ジョブズさんの場合は、ただ立っているだけでオーラがある。
そして、その生き様、人生のストーリーが際立っているのです。
 
伝記を読んでみると、芸術家タイプだったのだと思います。理想を求めるあまり無理難題を言ってチームは大変だったかもしれません。現在のCEOであるティム・クックさんが右腕となって、チームをサポートしていたようですね。
 
ちなみに、このティム・クックさんは、声が低いです。
声にエッジの効いているところが特徴的。ゆっくり話してくれますし、聞いていて安心感があります。
こういう方が右腕としてつくところも、ジョブズさんの運気を感じさせます。
 
一般的には、やはり低い声を持つことで、仕事に良い影響があることは確かだと思います。
 
良い低い声はトレーニングで誰でも出すことができます。
 
ただ、その前に、まずは、「今持っている声を、少し低くしてみよう」と思ってください。
どちらかというと、必要以上に声をさらに高くして話す人が多いので、「落ち着いて低くしよう」と思うだけでもずいぶん違います。
 
一番大事なことは、「しゃべる前に落ち着いてしっかりと息吸うこと」。
 
これは今日からでもできますから、ぜひ気をつけてみてください。
周囲の反応が違ってきますよ。

Comment(0)