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どこの馬の骨やらといわれても営業で精度をあげる2つのこと

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私はある意味専門家でもあり、普通のビジネスパーソンほどは人前で話す機会は多くありません。
そういう私が、数分でも人前で話して良いといわれたときや、営業をお受けいただく場合は、貴重な時間でもあります。
 
特に、まだ仕事もしたことのない、初めてお会いする方との営業は、大切な時間です。
以前、初めて営業に行った企業で30分のお約束なのに、人事部長さんは私の説明を10分くらい聞いた途中で、「会議があるので」と中座されてしまったことがありました。
そのときは、紹介者の方がいたので、契約していただけたのですが、そうでなかった受けていただけなかったかもしれません。
 
そのとき身をもって分かったことは、もし30分時間をいただけたとしても、相手は、「忙しいのに。紹介人の顔を立てなければならないし5分でも話しを聞いてみるか」、くらいに思っていると覚悟して行ったほうがいいかもしれないと思いました。
ある先生に、「どこの馬の骨やらくらいに思われていると考えておいたほうが良い」と教えていただいたことがあるのですが、本当にその通りだと思いました。
 
もし逆の立場であったら、見も知らない人がやってきて、経験したこともない新商品をお勧めしてきたら、やはり疑心暗鬼になるものです。
 
なので、私は最初にお会いする方に対する営業では、最初の5分で何をするか決めていきます。
 
そのためには、まず商品が一目で分かるものが是非必要です。いくらトークに自信があるからといって、よもや丸腰で行ってはいけません。
過去のメディア記事や、インパクトのある商品そのものを持参。そして商品についてシンプルに分かりやすく短い言葉でまとめた資料。
これを最初の5分で見せて説明し、「この人の話をもっと聞いてみたい」と思ってくださるように(祈るような気持ちですが・・・)します。
最初の5分で相手が乗ってきたら、かなり上手く進みます。
そこで興味を持っていただき、やっと次の5分をいただけるのだと思います。
 
それでも、上手くいかないこともあります。
 
しかし、ある一つのことを気をつけるようになり、かなり精度を上げました。今は準備をした上で、それだけ気をつければ100%かもしれません。
 
それは、しゃべるとき「低い声」を使うということです。
 
以前は、可愛く高い声を出していれば好感度が良いと思っていました。
しかし、あるとき、アメリカのニュース番組を見て、キャスターの声がしっかりとした低い声を出していたのを見て、「これだ」と思いました。
試しに落ち着いた低い声に変えてみたのです。
 
すると、相手の方は、大抵はきちんと聞いてくださるのです。
以前とまったく反応が違うのです。
 
低い声が相手に対して信頼感与えていたのだと思います。
 
それ以降、私はここ一番の営業のときは、アイコンタクトをとりながら、特に低い声で話すようにしています。
 
1、準備
2、低く落ち着いた声

 
この2点が大事だと思います。
今まで甲高い声で話していた場合、少し低い声に変えてみると違ってきますから、お試しください。

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