オルタナティブ・ブログ > 大人の成長研究所 >

ライフワークとしての学びを考えます。

ストレス耐性は鍛えることができない

»

世の中ではよく「ストレス耐性」とか「ストレスに強くなる」などという言葉をみかけます。
 
プレゼンテーションでも、演奏でも、本番前に緊張したりすることは、良い結果につながりやすいという経験を持っていますので、人によるのかもしれませんが、ストレスもほどほどはあったほうが良いのかもしれません。
 
ただ、極度なストレスというのは、やはり良くないのだと思います。
 
最悪の人間関係で悩んだり、仕事が過酷であったり、思いもしない大きな不幸があったりすれば、どんな人でもストレスは多大にかかります。
 
そういうストレスでも、少しは強くなったりすることができるのでしょうか。
 
2013年3月27日のYahooニュースに「ストレス耐性強い人の共通点は」という記事があり、考えてしまいました。
 
人が不安を感じるのは脳の中の扁桃体という部分が感じるらしいのです。それでは、その扁桃体を鍛えれば強くなれるのでは?というと、「そうではない」というのがこの記事。

     ・・・・・(以下引用)・・・・・
 
基本的に、扁桃体の感受性は遺伝や成長期の環境における経験である程度は決まると考えられています。現実生活で注意できることは、睡眠不足やカフェイン、アルコールの摂り過ぎに気をつけることくらい。これらは扁桃体を刺激し、セロトニンの分泌を促してしまいますから。ただそれも悪化させないというニュアンスであって、扁桃体自体を鍛えるのは難しいですね
 
     ・・・・・(以上引用)・・・・・

ストレス耐性が有る人はもともとであって、そうでない人も強くなることはできないのだそうです。
 
それでは、扁桃体の感受性が強い人はどうすればよいのか?
 
日々のストレスは「あって当然」と受け止めて、ストレスをどう発散していくか、が大事だと言います。
 
それも、「100%自分のために費やせる時間を確保する」のがコツだそうです。
 
例えば、休みだからと言ってずっとごろごろしていたり、家事に追いまくられているのでは発散できません。
ストレスが発散できず蓄積すると「うつ」へとつながってしまうのだそうです。
 
そういえば最近、「自分のために時間を使えた」と実感することが少なくなっているような気がします。自分一人で没頭する時間を意識的に持つようにしたいものですね。

また、同じストレスでも人によって感じ方に差があるようですので、コミュニケーションにも気を配りたいですね。

Comment(0)