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低い声の男性はなぜ圧倒的に女性に人気があるのか? それでは低い声が出せるようになるにはどうしたらいいのか

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先日、あるテレビ番組で紹介されていましたが、低い声で話す男性は女性に圧倒的に人気があるとのことです。
 
やはり、「落ち着きがある」「頼りがいがある」「知的である」「エレガント」などの要素が、低い声から感じられるからでしょうね。
 
女性は、古代より、洞窟で男性が獲物をしとめて帰ってくるのを待っていたというルーツがあります。
「この人は大丈夫だろうか?」「この人は私を守ってくれるのだろうか?」「この人は子どもたちに食べ物(収入など)を持ってきてくれるだろうか?」という潜在意識を本能的に持っているのではないでしょうか

どうしても体力的には男性には劣ってしまう女性ですし、子育てしなくてはならなかったことから、誰かに頼らなくては生きていけないし、慎重にならざるを得なかったのでしょうね。
 
そうは言いましても、現代におきましては、素晴らしいキャリアウーマンの方々が大勢いらっしゃり、そんなことにとらわれなくとも良い世の中になってきました。
 
しかし、気にしていないし表面には出てこないような潜在意識に眠る人間本来持つ本能というものは、なかなか消し去ることはできないのではないか?と想像しています。
 
やっぱり、自然にそういう声を求めてしまうのかもしれません。
 
まだ写真しか見ていないお見合い相手からかかってきた電話が「すごく良いバリトン」だったことから、音楽家の知人は好印象をもち、ついに結婚してしまったという話しをきいて大いに納得したところです。(「バリトン」や「バス」は男性の低い声のこと)
 
 
男性の気持ちが分かるとは申しません。
しかし、「責任ある立場になりたい」「リーダーとしてしっかりしなければ」「収入(獲物)を獲得してこなければ」というのは、気持ちの奥底では持っていらっしゃるのではないかと思います。そして、かっこよくなくても、最低限「恥ずかしくありたくない」という思いもあるのではないでしょうか。
 
よく行くレストランで、声の低いスタッフをずっとマネージャーだと思い込んでいたことがありました。実は、後で分かったことなのですが、声の高い小柄な方がマネージャーだったのですが、声の低い方のほうが落ち着いた雰囲気でリーダーのように見えてしまったのです。
声の高さで人に与える印象とはずいぶん違うものなのだな、とそのとき思いました。
 
それでは「自分は声が高いからダメなんじゃないの?」
 
と思う必要はありません。
 
なぜなら、この自分自身がもともと声が高いからです。しかも、響きが浅く声がベチャッとしていました。人前でしゃべる機会も増えてきていましたので、「これではまずい」と思いました。それをトレーニングでなんとか音程を下げて響きを豊かにしたという経験があります。

だから、高い人。大丈夫です。どんな人でも音程を下げて低くすることは可能です。
 
ボイストレーニングで声をトレーニングしただけでは、なかなか実際に応用できなかったのですが、あるトレーニングにおいてつかみました。
 
それは「レチタティーボ」です。
オペラの中でアリア(ソリストが歌を披露する曲)を練習していたときに、そこにレチタティーボという一定の音で語る場面がありました。日本でいうお経を唱える感じに少し似ているかもしれません。もうすこし、大きくてリズム的ですが。その音が、私の声にしては低くて、なかなか響かなくて苦労していたところ、あるとき響きが変わって「つかんだ」と思いました。
 
オペラとまでいかなくとも、例えばカラオケで、低い音程の曲をさらに少しキーをさげて歌ってみるのもいいかもしれませんね。そのとき絶対に力まないように低い声はリラックスしないとでません からね。ブログでご紹介した「ハミングトレーニング」も効きますよ。
 
低くて響く声が出せるようになると、周囲の評価が変わってきます。ぜひやってみてください。

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