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ライフワークとしての学びを考えます。

ただ謙虚であればいいというもんじゃないよ 自分を褒めるって難しいよ

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私の身近で一般的に「成功している」と思われる人に共通するものを感じます。
 
それは「自己肯定」です。
 
「私はまだまだです」
「自分は未熟だ」
「失敗ばかりですよ」
 
とおっしゃり、大変謙虚に見えて、こういう方は心の底では強烈に自己肯定なさっていると私は思います。
 
気軽に話しているとき、内容を良くきいてみると10回中8回は自分を褒めているのです。
しかし、決して傲慢に聞こえないところが、謙虚さを失わないその人の人間力なのだと思います。
 
さて私はどうなのか、と考えてしまいました。
 
そこで試しに「自分を褒めてみよう」と思いました。
 
自分を否定する言葉はたくさん出てくるのですが、意外に良いところはなかなか思いつきません。しかも、数少ない良いところを褒めるているうちにだんだん辛くなってきました。褒めなれていないのです。
 
そして、いかに自分を肯定できていないかということが分かりました。

それはつまり、自分と和解できていないということなのだろうと思いました。
 
謙虚さも度を越して、自分を卑下してしまうと、それは自分のエネルギーを奪います。
 
なぜなら言葉は力を持つからです。
 
ものごとは、声にだすと現実になると昔から言われています。言葉が「言霊」と呼ばれる所以でしょう。
 
だから、「もうだめだ」「できないのはあの人のせいだ」「才能がない」と常に言い続けていると潜在意識に訴えて、自己暗示にかかり本当に現実になってしまうと言います。
 
 
言葉とは人に大きな与える影響を持つにも関わらず、実は自分への影響力ももっと大きいということです。
 
タレントの島田伸介さんが、重大な病気をした友人を見舞いに行ったとき、「オレもうだめだ」と言う友人に対して
「そんなこと言ったらアカン。言葉の持つ力は強いんや。『絶対良くなる!』そう言っていれば治るんだ」
と励ましたという話しを良く思い出します。
 
言葉というものはときに恐ろしく、また、なんと力に満ち溢れているのでしょうか。
 
 
出来るだけ自己を肯定することを学び、言葉の力を今日もまた大事に使っていきたいと思います。
 
そして、そろそろ年末。
一年頑張った自分へ言葉のご褒美をあげてみようかと考えています。

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