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e-janネットワークス様での合唱チームビルディング 社会に良き響きを!

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e-janネットワークス社長坂本史郎さん『今晩は永井千佳講師ご指導のもと「大きな古時計」合唱』でお書きくださったように、昨日は「合唱チームビルディング」を行ってまいりました。
 
大変に蒸し暑い日となりましたが、e-janネットワークスの皆さんの熱気あふれる歌声に暑さも吹き飛びました。
 
今後日本の社会をリードしていこうという気概が声に表れておられて、私自身も脳幹を揺さぶられるような体験をさせていただきました。
まずは有り難うございます。
 
今回のテキストは、シンガーソングライターの平井 堅さんが歌って有名になったあの曲「大きな古時計」を選ばせていただきました。
 
「チームビルディング」とわざわざ銘打つからには意味があります。
e-janさんの社風に合わせての合唱用編曲を行いました。
 
合唱というのは、いつもソプラノという一番高い声のパートがメロディを歌うのが基本です。
そうなると、あとのアルト、テノール、バス、全体の4分の3がハーモニーを作って支えるということになります。
しかし私の考えは、いつも支えている縁の下の力持ちこそ、日の目を見るチャンスがあってもいいのではないかと思うのです。
 
今回の「大きな古時計」の素晴らしいメロディを、まずは男声の高音テノールにたっぷりと歌っていただきました。
そのときソプラノは、伴奏に回ります。
これは、合唱としては頻繁にはない曲構成です。
テノールはたいていは音がとりにくく、テクニカルな旋律が多いのですが、それは曲のなかでほんの一部にして、ほとんどはのびのびと表現していただくような作りにしました。e-janさんのテノールは、音感がよく、しかも積極的な方が多かったので、元気がよく朗々と歌っていただけました。まさに「主役」を立派に演じてくださいました。
 
そのメロディをアルトというこれまた地味な旋律を受け持つパートに引継ぎます。
ハーモニーを歌っていたと思ったら、急に主役になる切換えが難しいのですが、大変に飲み込みが早くておられて、アルトの温かみのある声が浮き上がりました。
 
また、いつもはソプラノが主役であるはずなのですが、e-janさんのソプラノは、伴奏でもいやな顔一つせず、それどころか支えることに喜びを感じておられるような、透明感のある溶け込む声で歌っていただけました。
組織の一部門としての仕事をまっとうするプロ意識を感じました。
 
そしてバスは、今回は徹底的に土台の支えをお願いしました。
合唱というのは「バスの出来次第」で決まります。
ほんの少しメロディも入れたのですが、それよりも、土台をしっかり支えてくださり、今回の成功はバスさんの出来なしには語れないと思いました。
その献身的ともいえるプロ精神、見事でした。
 
そして、ソリストの3人に間奏をボカリーズで歌っていただきます。
お3人とも当日初見に関わらず、素敵な歌声を聞かせていただきました。天使が降りてきたように思えました。
 
また、この素晴らしい会議室。会議室とは思えない響きの良さで、1年前より適度に部屋が乾燥し、こなれてきたせいかさらに良い響きになっています。設計した方のお話しだと「できたときにパーフェクトなのはだめな部屋。部屋がどんどん成長していくのがいい部屋なのです」とおっしゃっておられましたがまさにその通りだと思いました。素晴らしい設計にもブラボー。
 
Kさんも1ヶ月前から、細やかな心配りをいただきまして有り難うございます。Kさんのおかげでこのハーモニーを作ることができたのではないかと感謝。おつかれさまでした。
 
今回は、2回目のe-janさんでの合唱。
1年前は最速で採用いただき、その後この合唱研修もたくさんのご縁をいただきました。
感謝しております。
 
最後の本番でのレコーディングでは、練習時間2時間とは思えない完成度の高さで、皆さんの集中力と気合とチーム力に脱帽でした。お見事でした。

そして坂本さんの愛情あふれる思いが、社員さんたちを包み込んでおられるのがよくわかりました。
 
これから、社会に素晴らしいハーモニーを。良き響きを。
楽しみにしております。
 
有り難うございました。

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