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ライフワークとしての音楽を考えていきます

走れ!オーケストラ!! ピンチで競馬場に音楽を

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日本のオーケストラが経営難です。
 
国による公益法人改革で、税制の優遇を受けるためには認定を受けなくてはならないのですが、2013年11月までに①債務超過の解消、②300万円以上の基本財産の保有などの条件を満たして申請しないと解散に追い込まれます。
現在、NHK交響楽団や、読売日本交響楽団など15団体は認定がとれたのですが、多額の債務を抱えて神奈川フィルハーモニー管弦楽団、日本フィルハーモニー管弦楽団が申請できていない状況です。
 
2012年7月28日日本経済新聞「文化」でオーケストラ経営困難克服についての記事が掲載されていましたのでご紹介します。

     ・・・・・(以下引用)・・・・・
 
2億円の債務超過を抱える神奈川フィルは、来年7月までに個人からの寄付金1億円を集めるなどして2つの条件を満たす考えで、個人からの寄付金は4千万円に達した。「演奏会が終わったあとも楽団員は着替えもせずに汗びっしょりのままロビーで募金を呼びかけている。危機感を持って必死でやっている。」と同フィルの大石修治専務理事はいう。黒岩知事を団長とする応援団も結成され、支援の輪は拡大。楽団員が市役所のロビーや競馬場などで演奏するなど地元との関係強化に努めている。
(中略)
新公益法人の認定を受けたとしても安泰というわけではない。新制度では2期連続で基本財政が300万円を下回れば、解散を求められる。(中略)「オーケストラの経営学」の著書がある京都産業大学の大木裕子教授は「財政の透明性を高めて、予算をしっかり立てなければならない。今まではそうした意識が薄かったのではないか」と指摘する。
 
     ・・・・・(以上引用)・・・・・

2012年7月4日に川崎競馬場で、日本中央競馬会(JRA)との交流重賞「第16回スパーキングレディーカップ(Jpn3)」で、神奈川フィルハーモニー管弦楽団による生ファンファーレとウエルカム演奏会が行われました。
下記にそのときの動画をご紹介します。

競馬場とクラシックがつながり、さらにクラシック音楽が皆さんの身近になってくれて嬉しい限りです。
 
プロのオーケストラの楽団員といえば選ばれたエリートたち。競馬ファンの方々も音楽に聴き入ってくださったのではないでしょうか。
目的は競馬をしにきている方々の前で演奏するのはさぞかしご苦労があったかもしれません。でも、ぜひ、このピンチを乗り越えていただきたいと祈願しています。
大変なことかもしれませんが、今度はフルオーケストラでの演奏もしていただけたら幸せですね。皆さんにあの素晴らしい贅沢な響きを感じてもらいたい。
欧米の野外コンサートのように盛り上がるのではないでしょうか。
 
私は、このブログで応援することと、コンサートに行くことくらいの小さな貢献しかできませんが、皆さんが少しずつのお力をいただくことで、日本の素晴らしい文化が花開きます。
 
光り輝く優駿のように。
オーケストラの響きが日本を駆け巡るといいですね。

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