貧乏だったベートーヴェン 作曲家が稼ぐためには?
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作曲家といえば貧乏が代名詞のような職業。
ベートーヴェンもご他聞にもれず、かなり生活に困っていたようです。
2012年1月12日日本経済新聞にて、ベートーヴェンの手書きの書簡が発見されたという記事が掲載されていました。
・・・・・(以下引用)・・・・・
貧困や病気で窮状にあった楽聖の苦悩がつづられており、10万ユーロ(約980万円)の価値がある貴重な史料という。1823年7月に滞在先のウィーンからパリ在住の作曲家の宛てた書簡で、この作曲家のひ孫の遺品に含まれていた、
・・・・・(以上引用)・・・・・
今でこそ世界中で演奏されているベートーヴェンですが、当時、彼の作品は時代の先を行き過ぎていました。
なかなか生活は豊かにならなかったようです。
ただ、作曲家でも例外があります。
それはオペラ作曲家。
ロッシーニ、ヴェルディ、プッチーニなど、オペラで当てた作曲家は裕福な生活をしていました。
モーツァルトも、「フィガロの結婚」が流行したときは経済的に豊かになっています。
実は、シンフォニーやソナタばかり書いていたと思われるベートーヴェンも、オペラで当てることを夢見て「フィデリオ」を4回も書き直しています。
しかし、残念のことに「フィデリオ」は思ったほど当たりませんでした。
ベートーヴェンの生真面目すぎる性格から、内容が硬すぎたのかもしれません。
映画もミュージカルもテレビもない19世紀のヨーロッパにおいてのオペラとは、大事な娯楽だったのですね。
そう考えると、今の時代でも、本来は堅苦しく考えずにもっとオペラやクラシックを愉しむことをしていいのかもしれませんね。
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