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「聴き届け」の心得を持つ テレコムスクエア内定者と社員さんで合唱チームビルディング

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昨日の記事に引き続き、株式会社テレコムスクエアでの「合唱プレゼンでチームビルディング」をご紹介いたします。
 
今回は、20人で、女声13名で2部(ソプラノ、アルト)男声7名2部(テノール、バス)の混声合唱です。こんなに女声が多いのは珍しいですね。
 
その場で簡単に声を分けて練習をスタートしました。

曲はテレコムスクエアさんのためにアレンジした「ふるさと」です。
 
女声は、皆さん音感もよく綺麗な声でレベルが高いと思いました。
 
普段から声を出していないようでしたので、「ロングトーン」という息をたくさん使って一つの音を長く伸ばす練習を入れてみたら、声がさらに響くようになってきました。
頑張って大きな声を出そうとすると硬くなってしまい、かえって聴こえないということがあるのですよね。そういうときはたくさん息を使うことを覚えると、リラックスしながら声が出るようになっていきます。
 
声は気持ちが正直に表れます。気持ち良く出すことを覚えると、その場でガラリと変わります。声はマインド次第なんですね。
 
男声のテノールは、ものすごく高い声が出て驚きました。実際の音よりオクターブ高い「ハイC」を平気で出して歌っているので、「下げていいんですよ」と注意してあげたくらいです。全員、平気なのかな?と思うほどラクラクと出されていました。素質があるんですね。
バスは朗々と低いファも出せるし、声が野太く、迫力が凄いと思いました。音に安定感があります。
 
まずは、パートの練習から開始しました。
合唱は、各パートの音が一つにまとまるようにすることが大事です。
パートに一人のスーパーマンがいて、その人の声だけが目だってしまっては良い合唱にはなりません。また、不慣れな人がいた場合、その人をサポートしていかなくてはなりません。
 
全員が一緒に山を登るようなものなのですね。
 
パートによっては、少し難しい箇所もあり、練習に時間がかかることもあります。
そのとき、全体がそのパートに対して、聴き届けようとする気持ちで聴いているのが分かりました。
 
もし黙っていたとしても、「早く自分も歌いたい」「まったく、何してるのかしら」、という気持ちを持っていたとしたら、その空気は必ず相手に伝わります。
「聴き届け」は、何年もやっていたとしてもなかなかできるものではありません。ここでは皆さんが行っていて見事だったと思います。
 
アイコンタクトも素晴らしいと感じました。
指揮をしたり、話したりしているとき、全員がばっちり視線を合わせてくるのです。
ここまで出来ているのはめずらしいかもしれません。
こちらが真剣勝負しているのを、敏感に感じ取ってくださっているのだと思いました。
 
そして、出来ないところを何度でも食らいついてくるガッツがすごい。こちらが根負けなどしていられなくなります。
いつもだったら「OK」を出しているようなレベルでも、全体の気持ちが前向きで、私の方が背中を押されてなかなかOKが出せませんでした。
 
この連帯感とエネルギーは、テレコムスクエアさん独特のものかもしれません。
最後にあわせたときは、キレイを通り越して、気迫と重厚感のあるハーモニーが出来たと思います。アートですね。
お見事でした。
 
良いチームです。
ぜひお仕事でも良いハーモニーを奏でて、世界に響かせてほしいですね。

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