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「引き受け」の覚悟 テレコムスクエアで合唱チームビルディング

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2011年10月3日、市ヶ谷にある株式会社テレコムスクエアの内定者研修の講師を務めてまいりました。
 
研修一コマで、合唱しながらチームビルディングを行うという研修です。
 
今回は日本の歌「ふるさと」の混声バージョンをテレコムスクエア向けにアレンジしたものを初使用しました。
 
内定者7名と今年の新入社員、そして役員も含めた社員さん、当日内定式で講演をなさっていた株式会社アイアンドディー社長の福重広文さんもご一緒していただいて、20名の合唱団です。
 
驚いたのは、社員さんや内定者の皆さんに、中国や韓国など外国の方が多いことです。
何よりも、その人自身の可能性を信じて採用しているのが分かります。
 
また、新入社員であろうとも一人一人が大変積極的で自立しています。
皆の前で、臆せず自分の意見や感想を堂々と述べられるその姿勢。自由な発想と個性が生き生きと輝いています。
それがなんと全員できているのです。
私が大学を卒業したばかりの頃、ここまで人前でしっかり話せたかな?と思わず過去を振り返ってしまいました。
 
吉竹社長の柔軟な姿勢とイマジネーション、そして、人事部長馬場良浩さんの底深い人間力と確かな判断力で人を採用され、大事に育てられている、ということを強く実感しました。
 
馬場さんは、全員にテーマを与え、ディスカッションさせて、ブレーンストーミングを行います。それは数分の短い時間であっても、「質ではない、とにかく量を話しなさい。どんどん出しなさい」と仕向けます。そして、すぐその場で、その結果自分が何をつかんだか、どんな気づきがあったか、人前で話しをするのです。「つかむのは一瞬だよ」と馬場さんおっしゃいます。
 
内定者の皆さんもしっかりしているのですが、入社まだ一年もたっていない、新入社員の方々が人間的に大きく成長なさっているのを見て、入社してからの学びの深さを感じさせました。
 
もちろん、会社なのですから利益を出すことも大きな目的なのでしょうけれども、会社が一つの教育機関のようなのです。
 
まさに馬場さんの「引き受け」の覚悟がそうさせているのでしょう。
 
そんな上司を皆が尊敬し、彼のもとで人間修行している。
 
「魂とは鬼が言うと書きますね」
と、福重社長がおっしゃっていましたが、まさに「魂」のこもった人事。
 
これは絶対に素晴らしくなるだろうなあ、と思いました。ここで仕事ができる社員の皆さんは幸せだなと思いました。
内定者の皆さんや社員の皆さんに「おめでとう!」と心から申し上げたいです。
 
それでは、合唱研修、一体どのような様子だったのか。
明日の記事でご紹介したいと思います。

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