オルタナティブ・ブログ > 大人の成長研究所 >

ライフワークとしての学びを考えます。

伝わる声はよく響く 共鳴を得るための簡単な方法 「ngトレーニング」

»

昨日の記事で、「良い声は鼻より上で」と書きました。
これは「レゾンナス(共鳴)」のことを言っています
 
上手な人とそうでない人の大きな違いは、レゾナンスにあると思います。
レゾナンスが少ないと、いくらマイクを使って正確に歌ったり話したりしていたとしても、貧弱な声で聴衆に訴える力が弱いのです。
 
それでは、どのようにして良いレゾナンスを習得したらよいのでしょうか?
 
今日は、レゾナンスを得るためのトレーニング方法の一つをご紹介します。

共鳴のための「ngトレーニング」
 
1、「ア」の母音を発声するときのように口を開ける。
 
2、その状態のまま、鼻だけで息を吐く。「シュー」と軽い摩擦音がするように。ダイビングの耳抜きのイメージ。
 
3、息を吐きながら、[ng](鼻濁音)を発声するときの状態につなげ、「ん~~~」と発声する。口が開いた状態のハミングだと思ってください。
 
4、3をしながら、舌を下げていき「ん~が~~~」と発声します。コツは舌を少しずつ下げること。音をよく聴いて[ア]になっても[ng]の響きを維持してください。響きが変化してしまったら失敗です。もう一度やり直してください。響き常に鼻より上で作るように
 
5、これをいろんな音の高さで練習してみてください。自分のレゾナンスが見つかります。

合唱をする人も、声楽をする人も、もちろん、プレゼンや人と話すときにも、良い声は大変有効なスキル。
だれでもすぐにできるトレーニングです。1週間に三回くらいやってみてください。1ヶ月~3ヶ月くらいで「あれ?今までと違うな」という声に変わってきます。

Comment(4)