状況に対して一喜一憂しないために 「3年前の自分にアドバイスするとしたら、3年後の自分が今の自分にアドバイスするとしたら」
頑張っても、努力しても、なかなか結果が出ない。
「自分は才能がないんだ」と落ち込んでしまうことがあります
そう思い続けると、意欲を失い、元気がなくなり笑顔も消えていく。
しかし、本当に「ダメ」なんでしょうか。「才能がない」んでしょうか。
例えば、4年前のことを考えてみます。
そのときの自分に、もし今の自分がアドバイスするとしたら、どうだったかと考えます。
ものすごく重要な判断を迫られたときがありました。一つ間違うと全てを失ってしまうような局面。事なかれ主義で貫き通すこともできました。
結局、大変な決定することになり、そのおかげで様々な難題を解決しなければならなかったけれども、今思えば正しい選択をしたと思っています。それがなかったら今は違うことをやっていたと思います。
「やっぱり自分ではダメなんだ」と、力のなさに負けそうになり、投げ出したくなりました。でも続けたのです。
そのときの自分に、もし今の自分がアドバイスするとしたら。
「正しい。やるべきだ。頑張れ。」
そう言うと思います。
今思えば、そこは単なる通過点であって、成長のための痛みであったのでしょう。
「自分はダメだ」と決め付けると、そこで思考がストップしてしまい状況が変わらなくなってしまいます。
例えば、以前、技術的には手に負えなくて弾けなかった作曲家の作品が、今は「自分の得意曲」だと言っています。苦手で嫌いなものが数年もすると好きになっていたりする。
もし、マイナスの自分から動けなくなってしまったら、
「3年後の自分は今の自分になんてアドバイスするだろう」
そう考えるようになりました。
そして、そんな自分にもう一人の自分がアドバイスするとしたら。
そして、そのアドバイスしている自分にさらにもう一人の自分がアドバイスするとしたら。さらにアドバイスしている自分にさらにもう一人の・・・と積み重ねる。
「今は無理かもしれないけれど、数年後にはきっとできるようになるだろう」と感じることができます。
すぐにその思考に入れるわけではありませんが、状況に対して一喜一憂することが少しずつなくなってきました。
答えは自分の中にあるのですね。