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ライフワークとしての学びを考えます。

歌いながら足で拍子をとっていませんか?

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拍子を数えるって結構難しい。
人間が正しく数えているつもりでも、意外と早くなったり遅くなったりしているものです。
 
2011年7月2日、合唱団コール・リバティストにテノール歌手の大貫先生をお招きしました。
この日は、中田喜直作曲の「都会」より、「若者たちよ」、を練習しました。この曲は、楽譜に「スウィングするように」と指示があるとおり、ビートのきいたテンポとリズムに特徴がある作品です。
 
合唱で歌いながら足で拍子をとっている人がよくいます。
これって意外とアテにならないものなんですよね。よく見ると大抵は指揮とズレています。(たまに合っている人もいます。)
 
エレクトーンでは、リズムが自動的に演奏されて、それにのって曲を演奏したりするのですが、機械が行う完璧なリズムについていくのは思ったより大変です。
いかに人間がいい加減かということがわかります。
だから、メトロノームをかけて練習するのは、ピアノなどの楽器にとって必須なのです。
 
先生はドラムを習っていたことがあるそうです。
4分音符の刻みは、結構待つそうです。次の音符が来るのを待つ。ちょっとした「タメ」ともいいます。
この感覚がないと、人間は待ちきれなくて生理的に速くなってしまうのです。
 
ビートのきいた曲、リズミックな曲において、ピアノ伴奏で気をつけていることは、「流れない」「のめらない」。
たえずリズムを後ろに引っ張ることをしています。
そうしないと、曲がどんどん速くなってしまい、最初と最後のテンポが違ってしまうことがあるからです。
 
訓練は、メトロノームで体の中心に拍子を覚えさせること。
それも、できるだけ細かくかける。
4分音符だったら、中を4つに割って、16分音符くらいでやるとかなり正確にいく感覚をつかめます。半分の8分音符でもいいと思います。
これをすると、自分が待ちきれていないことがテキメンに分かりますよ。
 
ご自宅のメトロノーム、ホコリ被ってませんか?
ぜひ活用してみてくださいね。
 
もう1曲の「都会」の4曲目「子守唄」も練習しました。この曲は、ハミングが難しい。
コツは、温かい息を流してから音を出し始めます。
 
温かい息とは、冬寒いとき手を温めるような息です。
寝るときの息でもいいと思います。
 
ハミングがよい音響で鳴らせると、さらにハモることができます。
 
中田喜直独特の感覚的な和音にまだ馴染めなく、初めてでしたので、なかなか苦戦しました。
陶酔感をもって響かせられるといいですね。
 
前から取り組んでいる、林光編曲の「椰子の実」は、だいぶハモれるようになってきました。
歌い込みがもう少しですね。頑張りましょう!

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