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天才が描く「若者たち」

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「夏の思い出」や「小さい秋みつけた」を作曲した、あの中田喜直さん作曲の合唱組曲「都会」を練習しています。
 
「都会」は、有名な童謡作品をイメージしていると、そのギャップに驚いてしまうくらい、芸術的で斬新な曲。45年前に作曲された曲とは思えない、現代の先端をいく作品と肩を並べても遜色ないと感じます。
 
中田さんの本当の顔は、こちら側にあったのではないかとさえ思えます。
 
現在、楽譜さえお蔵入りになってしまい入手できない、中田さん作曲、女声のための組曲「魚とオレンジ」という作品があります。
これが、本当に素晴らしい。
シューマンの女声のための作品に「女の愛と生涯」という、女声ならば歌ってみたいと思わない人はいないというくらいの、歌曲史上最高傑作があります。
私は「魚とオレンジ」は日本の「女の愛と生涯」だと思っているくらいです。
 
実はシリアスで天才肌の作曲家。それが中田喜直なのです。
 
その「都会」。
6月25日、合唱団コール・リバティストにマエストロをお招きしての練習を行いました。
 
この日は第3曲「若者たちよ」を歌いました。
 
「スウィングさせて」の指示があり、マエストロは「付点音符は3連音符ぽく歌って」と言います。
そうすると気だるく、すれた若者のように聴こえるとおっしゃいます。
 
45年前の時代の雰囲気を感じさせる、将来が分からない混沌とした、しかし、高度成長に向かって希望を持っているエネルギー。
歌詞は明るいけれど、音楽は暗いイメージの色調なのです。
 
マエストロは「『妖怪人間ベロ』を思い浮かべて」と言っていました。(私は知らなかったのですが・・・・)
 
少し真面目すぎるところを、もう少し自由な雰囲気に仕上げるということなのでしょう。
 
 
この日はほかに林光編曲の「中国地方の子守歌」「曼珠沙華」「椰子の実」を歌いました。
 
日本歌曲独特の[n]の発音で苦労しました。
 
「ん~」と響かせるときに、「口は必ず開けて」「舌を上顎にべったりつけて」くださいね。
型が出来ても共鳴が得られないとなかなか聴こえないことも分かりました。
やっぱり共鳴は必要ですね。トレーニング頑張りましょう!
今後ブログでも、少しずつ共鳴のトレーニングご紹介していきますね。

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