オルタナティブ・ブログ > 大人の成長研究所 >

ライフワークとしての学びを考えます。

ソーシャルメディアはキャラ立てから-自分のキャラ分かってますか? #asacafestudy

»

2011年7月13日、第23回「朝カフェ次世代研究会」に行って来ました。
講師は高木芳紀さん。テーマは、『小さな会社とソーシャルメディアの実際』。
 
ソーシャルでの活動は、自分のキャラを立て、キャラ込みでのブランディングをすることが大事なのだそうです。

ブランディングには段階があります。
1、ソーシャルメディア群
2、名刺、キャッチ(高木さんは”名刺の達人”です)
3、外見
4、主義・行動・気質
5、コミュニティ
6、マスコミ出演・取材
7、出版・講演
 
でもブランディングなんて一体どうすればいいのでしょうか?
 
高木さんは「キャラを作るとバレるので作らないほうがいい。ご本人そのままでいい」
とおっしゃっています。

例えば、高木さんご本人は、常にボーダーのカットソーに超個性的な眼鏡。
ブログの写真、ツィッターのアイコン写真はもちろん、全てこのスタイル。このスタイルを「いついかなるときも貫く」のだそうです。
そうすると、外の交流会などで「あっ、あのブログやツィッターの人だ」と知らない人が声をかけてくれるのだそう。
高木さんは「このやり方をするのは自分が内気な性格だから」と言います。
 
ソーシャルメディアでも、キャラそのままを発信していきます。
そうするとフィーリングの合う人だけが集まってきて、「嫌な人は来ない、好きな人しかこない」という状況になっていきいます。
 
ブランディングで目立ってくると、ストレスのないビジネスが増えて、営業がいらなくなる会社さえあるそうです。
こうなってくると、なんだか面白くなってきますね。
 
しかし、この「キャラ」。
自分が考えている自分像と、他人が感じているのとでは誤差があるのですよね。
 
私の場合、高木さんに名刺作りのアドバイザーになっていただいたのですが、「永井さんの情熱を伝える名刺にしましょう」というお言葉で、写真入で二つ折り、真ん中には「メッセージ」まで載せた、この世に二つとないような名刺になりました。
 
そして極めつけは名刺の表紙に「わたし、日本の音楽のために一肌脱ぎます!」。
 
その後「一時間でハモろう!合唱プレゼン」を始めることになりました。
 
これは、合唱なんてやったこともないビジネスパーソンの皆さんに、一時間でコーラスをして一曲仕上げるというもの。
最初、合唱関係者にこの企画を相談したら「普通、経験あっても何回も練習しなきゃいけないのに気でも狂ったの?ピアノでも弾いたほうがいいんじゃない?!」といわれたほどでした。
しかし、ふたを開けてみれば、プレゼン講師のときは完全に名刺に近い人物になっている自分に驚いています。
 
キャラは作ってはいけないのですが、自分が思っているキャラとは違うこともあります。意外に本当の自分って見えてないものなんですよね。

キャラ立てする前に、客観的に見てもらえる人に聞いてみるのもいいと思います。
最初は「ええ~っ?!大丈夫かな~?」と思っても、それで走り出すと本当にそうなってくる、という不思議な現象が起こります。
 
ぜひ「キャラ立て」。やってみてください。

Comment(2)