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グローバル化により30ドル24時間で本の表紙から絆創膏が消えた ハードルを気にせず誰でも出版できるチャンスはある #asacafestudy

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昨日、朝6時30分から「朝カフェ次世代勉強会」第3期が始まりました。
 
4月13日は第17回、永井孝尚氏の『バリュープロポジション戦略50の作法 の作り方』です。
 
「バリュープロポジション戦略50の作法」は永井氏の最新書。
 
濃茶(こいちゃ)をたてる師範の写真が表紙になっており、永井氏のマーケティング思想を象徴的に示しています。
マーケティングも、茶の席と同様、お客様をいかにおもてなしするか、という考え方がベースです。究極のおもてなしというわけですね。

自ら撮影したというこの表紙。
お茶の師範をしている友人U氏がモデルとなっています。
撮影を引き受けてくださったU氏は、本格的なお茶席を用意してれたのですが、客人が最初に目にはいる玄関口にいけるための梅の木を切るとき、手を怪我してしまいました。
指に絆創膏をはった状態での撮影。
そして、一番良く撮れた写真には絆創膏が・・・。これをどうしても消さなくてはなりません。
 
海外外注すれば安価で出来ることがわかり、freelancer.com というオーストラリアの会社経由で発注しました。
 
すると、最初の1時間で20件の入札。さらに24時間後には120件の入札が。その半分がインド、その他は中国、インドネシア、フィリピン、ブラジル。その中の20件は、無料で編集したサンプルが送られてきました。
 
その中で特に優秀なサンプルがあり、あるセルビア人のものでした。
値段はなんと30ドル(約2500円)。
そのセルビア人に即決です。
 
本格的にお願いすると、24時間後、絆創膏は綺麗にとれて、本物の指のように編集。さらに親切にお茶のシミや斜めに走っている畳の縁をカット。全体のトーンもアーティスティックに変えてくれました。
 
日本でお願いしたら、この10倍の値段はかかるそうです。
 
他にお願いしなかった方々も積極的。
グローバルレベルでは、熾烈な競争が繰り広げられているのを目の当たりにしました。
 
永井氏は、合唱団で事務局も担当しており、定期演奏会を収録したCDを毎回制作します。
 
そのときのCDは、100部プレスしても13万円程度。200部でもあまり値段は変わらないのだそうです。
知り合いの日本の印刷会社に依頼すると、なんとそこも台湾にアウトソーシングしています。
見ると、きちんとキャラメル包装になっていて、背中の帯もあります。中身も売っているものとなんら変わりがありません。
安くて高品質。

外はすごいことになっているな、という思いがしました。
日本もうかうかしていられませんね。
 
永井氏は、ビジネスパーソンによる自費出版に力を入れています。

アマゾンのe宅販売サービスというところで1年間6000円を支払うと、販売はアマゾンが行い、注文があったらお客さんに送ってくれるのです。
ただ、注文がある分だけ委託するので、在庫は自宅で管理することになります。
本を置くための場所は、2000冊刷って、大きめの冷蔵庫1個分だそう。
あらかじめ、在庫管理のめどをたてておいたほうがよさそうですね。
 
しかし、今まで「出版などムリだ」と思っていた人にも希望が出てきますね。
以前に比べて、出版のハードルはだいぶ低くなっていると感じました。

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