ドイツのエコバッグ
今日、買い物に行ったときにエコバッグを忘れてしまい、レジ袋をもらって帰ってきました。
レジ袋を使うのはちょっと悔しい。
もったいないなあと、ついつい思ってしまいます。
まだ日本でエコバッグが流行ってない頃、ドイツで買い物をしたとき、皆当然のように自分のエコバッグを持って来ていました。
エコバッグと言うよりか、ズタ袋と言ったほうがいいようなバッグです。
そこは、森にはりねずみがトコトコ歩いているような田舎でした。
町に数ヵ所しかない食料品店は3時に閉まってしまうので、ズタ袋をひっつかんで走って買い物にいきました。
特に逃してはならないのは、たまに来る韓国人の方がやっている車の移動店舗。日本の保存食や米が買えるのです。
肉なども、トレーやパックなどなく、欲しい量だけビニール袋にいれ、果物や野菜などもゴロゴロとそのまま自分の袋に入れるというのが新鮮な体験でした。
ケーキ屋さんでケーキを買ったときは、日本であるようなケーキ専用の箱はなくて、ダンボールのような紙を折り曲げたものにはさんで茶色い荒縄のような紐で結んだだけ。帰って開けたら、食べられないほどではないですが、当然少し崩れていました。
でも、質実剛健なゲルマン民族らしいシンプルな生き方が結構気に入って、私はエコバッグが流行る前から使っていました。
この頃の日本でのエコバッグの目的は、地球温暖化防止、CO2削減のためのようです。
ただ、車や飛行機に乗るだけで、今までのレジ袋対策が一気に吹き飛んでしまいそうですが、でもやっぱりエコバッグは続けたい気持ちがします。
日本人の「もったいない」という精神を大事にして、日本の風土にあった日本人らしい暮らしをしていけたら、さらに環境も良くなってくるのではないかと思っています。