弱い組織を強くする リーダーに捧げる弱者の戦法20の心得
それほど実力や経験があるわけではない組織を任されたらどうすればいいのか。
「部下やメンバーが悪いから」で終わってしまってはもったいない。
必ず可能性の芽はあるのだと信じています。
野球評論家の野村克也さんの著書「野村ノート」の中で、「監督においては"人を生かす"が求められる。さらにチームを作り上げる上では"人として生きる"を選手に徹底して教え込まなくてはいけない」と語っています。
技術ではなく。
心に残ったところをご紹介させていただければと思います。
・・・・・(以下引用)・・・・・
1、人生観、人間学、社会学、組織学。考えたことがないのなら一回ぐらい考えておけ。それでも罰は当たらんぞ。
2、成長とは自分の間違いに気がついて正していること
3、決断とは賭けである。覚悟に勝る決断なし。決断力と包容力は表裏一体
4、人間は仕事の中で人間形成がなされる。
5、鑑になるエースや中心選手がいるとチームが正しい方向に向かう
6、短い言葉でも人を感動させる「言葉は力なり」
7、3つの能力「問題分析能力」「人間関係能力」「未来創造能力」が必要だ
8、3人の友を持て「原理原則を教えてくれる人」「師と仰ぐ人」「直言してくれる人」
9、リーダーは「気づかせ屋」でなくてはならない
10、人間は一人では生きていけないし、自分の思うようになることはほとんどない
11、仕事の3大要素は「計画」「実行」「確認」
12、光より影「尽くす」「忍耐」「我慢」「考えぬく」目に見えない行為
13、地位が人をつくる
14、リーダーは職場の気流になる
15、リーダーの職務「壊す・創る・守る」
16、感奮興起(かんぷんこうき)が指揮官の使命
17、中途半端は骨の髄まで腐らせる
18、野村野球は「意識付け」だ
19、士は己を知る者のために死す
20、人間学のないリーダーに資格なし
・・・・・(以上引用)・・・・・
全く野球技術のことにふれていないのがさすがだと思いました。
頂点の哲学は皆同じだということなのかもしれませんね。