乗り物酔いのメカニズムと乗り物別攻略方法
暑さもかなりピークを過ぎてきたように思えます。そろそろ秋の行楽シーズンですね。
しかし移動のときの乗り物酔いが心配の方も多いのではないでしょうか。
私は乗り物に弱い子供でした。遠足がちっとも楽しみではなく、ずる休みしたこともあるくらいです。
実家に車がなかったことも原因の一つかと思います。というのは車を購入したとたん乗り物酔いが減ったからです。また、5~6歳のうちは誰でも乗り物酔いを経験するそうです。
2010/08/28日経新聞NIKKEIプラス1にて「乗り物酔い視線で防ぐ」が特集されていました。
まずは乗り物酔いのメカニズムを説明しています。
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第1段階は脳に生じる感覚のズレだ。普通は(目と内耳)の情報は一致しているが、車に乗り、突然カーブや急停車があると、目では確認していないはずの力が内耳に加わる。
「この脳にとっては理不尽な状態に不安を感じると、大脳の一部が危険信号を発し自立神経が不安定になる」これが第2段階だ。額の脂汗、頭重、生つば、吐き気、のどの違和感などの症状が出る。こうした症状が不安を増強して嘔吐に至る(第3段階)というわけだ。
・・・・・(以上引用)・・・・・
これによると、ポイントは「視線」と「不安」にあり、と見ました。
克服するポイントがあるそうです。
・・・・・(以下引用)・・・・・
・ポイント1「乗る前に準備」
前日は十分な睡眠をとる,おにぎり一個程度の軽い食事,体を締め付けない服装,酔いやすい人は30分以上前に薬を服用
・ポイント2「車内ではリラックス」
進行方向を向く座席に座る,前方の座席に座り進行方向を見る,頭をヘッドレストに固定,読書や携帯メールは避ける,外の景色を見ながら旅を楽しむ
・ポイント3「初期のサインに気づいて対応」
頭が重い感じや額の汗は初期のサイン,窓を開けて風邪を浴びる,リクライニングなどでできるだけ体を倒し頭を固定する,早めに目をつぶる(視線を遮断)
・・・・・(以上引用)・・・・・
そして以下、私なりの攻略法を書いていきます
車の場合、自分で運転していれば心配ないのですが、あまり上手ではない運転だと困りますね。アクセルを丁寧に踏んでと言うわけにいきませんし・・・。なるべく助手席に座らせてもらうといいと思います。
バスは視線の具合が良い左側の座席がいいように思います。この頃のバスは後部座席でも揺れませんし、前後というよりかは、左右どちらかに気をつけるほうが良いかもしれません。
飛行機は、ビジネスでゆったり横になれればまず問題ないかと思いますが、いつもそういうわけにはいきません。エコノミーでも壁が前になる一番前方の席はいかがでしょう。多少広いですし、前の人がリクライニングしないから気が楽です。
船。これは厳しいですね。しかし、モルディブに旅行に行ったとき、現地の人に必殺の攻略法を伝授してもらいました。
モルディブでは首都マレから、8人も乗ればいっぱいの小さな舟で45分離島まで移動しなければなりません。雨季でしたので強風で高波でした。
船はだいたい大きく回転して揺れます。その回転方向と逆の方向に自分が回るように乗ると良いといわれました。常に波に合わせて体を動かしていなければならずちょっと疲れますが、これは効果がありました。
*注意・・・個人差があり、必ずしも全ての方にこの方法が当てはまるとは限らない事を付け加えておきます。