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調和とバランスが作る、美味しい関係

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夏、野菜の美味しい季節ですね。
 
トマト、カボチャ、ピーマン、ゴーヤー、オクラ、冬瓜、ズッキーニ、ナス、きゅうり、とうもろこし・・・・。
 
この時期は、やさしいほっこりした味の野菜より、ゴーヤーやピーマンのような、香りの強い、個性的な味の野菜が食べたくなります。
夏にカレーが食べたくなるのと同じなのかもしれませんね。
 
和え物も、夏は少し刺激やクセのあるものでまとめてみると、美味しく味わえると思います。
 
例えば、夏の白和えは、塩と白味噌で味付けした和え衣に、辛子を効かせると美味しい。塩もみしてさっとゆでたゴーヤーの薄切りと、ひじき、コクを出すためにアゲの細切りをあわせます。しめじを蒸し煮して、塩で薄く味付けし、冷ましてから加えるとさらに深みが出ます。
 
全体を、ぼんやりとした味ではなく、ピリッとした味に仕上げるのがポイント。
個性的な物同士を組み合わせると上手にまとまります。そして、尖った素材を使った場合、それを引っぱるコクも必要です。
 
もし人間だったら、集団の中にものすごく個性的な人が一人だけいると浮いてしまいますね。他にも、もう少し強い個性や尖った人がいれば、その人の良さも引き出し、全体がまとまって見えてきます。
料理の場合、個性的な素材を使うときは、全体を濃くする方向に持っていくと上手く調和します。
 
料理は、バランスと調和を大事に作ることをいつも心がけています。

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