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「この子がいないとやっていけない」 この時期の強い味方 コンデンス除湿機

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とうとうやってきました。この時期が。
 
湿度の高い今、一年の中でピアノにとって一番厳しい時期です。
 
木やフェルトなどの素材を使って作られているピアノはちょっとした湿度の変化に大変敏感で、音の狂いが生じる他、湿度による木の収縮からピアノ自身の寿命を縮めてしまいます。
温度もそうですが、出来るだけ湿度を一定に保つことが重要です。湿度は、年間45~55%の中におさめておければベストです。要は、生まれ故郷のヨーロッパと同じにしなくてはならない、ということですね。
日本の夏は大変厳しい環境です。
 
今までは、普通の除湿機2台同時使用しても乗り切れませんでした。どうしても60%越してしまうのです。そうすると音が如実に変化してきます。
 
以前住んでいた大和市にある自然食品の店で、アレルギー体質や健康のためにということで、除湿機が置いてあるのをみつけました。
 
株式会社カンキョーのコンデンス除湿機です。
 
この除湿機、夏場にはもちろん、気温が低い冬の時期でも使用できることも分かりました。一般的に結露対策のようですね。実は冬場の湿度もピアノにとって大敵なのです。
 
しかし何といっても除湿能力が並外れて優秀。
現在は24時間作動していますが、約半日で4リットルのタンクがすぐに満タンになります。
 
タンクが空のときは驚きの軽さ。5.8kgしかありません。女性でも部屋の移動が楽なのです。
 
もともとは、5人に2人というアレルギーの子供を減らしたいという想いから、出発したそうです。アレルギー原因の根本である湿気を絶たなければと、本物の除湿機を求めて7年間かけて開発したのです。
「空気の流れ」に工夫をこらし、試作品60種類以上。
一般の量販店では取り扱いがないので、営業の方々が除湿機をゴロゴロ引っ張って販売店をまわっているそうです。大和市のお店もその一つだったのですね。
 
私の使用頻度が高いせいもあると思いますが、小さな雑音がしだしたときがありました。そのときも迅速に対応してくださり、すぐに修理していただけました。
 
企業のものづくりへの想いがいっぱいつまった製品ということが強く感じられます。
 
いつかは「空気から水をつくる」技術で、砂漠を緑化したい、と日々挑戦しているそうです。
「世のため人のため」「夢は大きく」ですね。
 
私にしてみればこの除湿機なしで夏はのりきれません。本当に「この子がいないとやっていけない」なのです。

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