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ライフワークとしての学びを考えます。

リーダーは見つめる 人生の砂時計の砂は確実に落ちていること

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会社や何かの団体に入るとき、どうやって決めているでしょうか。
 
最初は好きで入ったのに、いざ中で活動してみると「あれ、なんか違うかな?」と思い始めてしまった経験はありませんか。
そして、「なんか違う、なんか違う」と思いながら月日が流れてしまい、あっというまに何年も経ってしまった、ということもあるかもしれません。
「他だってそんなに変わらないだろう。仲間もいるし、今から他を探すのも大変。とりあえずもう少しいようかな」と、そのままい続けてしまうことも・・・。
 
会社は、いざ入社してしまうと簡単には辞められないと思います。だからよくよく探して考えなくてはいけないでしょう。
前回の「第6回朝カフェ次世代研究会」においても、あらゆる情報を収集して、就職活動に臨んでいる学生さんの講話がありました。
就職は、その人の人生を決めてしまいますから、真剣にならざるえませんね。
 
私は、ある合唱団の代表を務めています。
創立4年ですが、ここ数年を見ていて、入団はもう少し慎重に決めたほうがいいかもしれないと思い始めました。合唱団といえどなかなか辞めにくいのも事実。その気持ちもとても良く分かります。
 
だからこそ真剣に探してほしいと思うのです。
 
なぜか。
 
社会人にとって休日を使うということは貴重な時間を使うということです。
この時間こそ、仕事とはまた違った豊かな人生が開ける可能性があると思っています。
この出会いをもっと大切な人生の一部として考えてほしいのです。
 
特に音楽は主観性の強いもの。
「好きだ」という気持ちが、通常の何倍ものエネルギーを生み出す世界です。
 
本当に合唱好き音楽好きの「合唱人」は、他人から「気違い」と言われるほどの打ち込みぶり。だからといって仕事がおろそかになっているということはなく、平日は優秀なビジネスパーソンなのです。充実していらっしゃるだろうなあ、と思います。
 
それでは、本当に自分が好きで、音楽人生を充実させることができる合唱団を探すにはどうしたらいいのか。
 
自分自身も、いろいろな素晴らしい先生に師事しましたが、すべて良かったかどうかというと難しいと思います。
先生がいくら素晴らしくても、音楽という道ではどうしても合わないこともあるのです。
 
これは、個人でも団体でも同じことなのではないでしょうか。
 
合唱界にも少子高齢化の波は押し寄せています。合唱人口も減っています。20年後には今の半分以下になると言われているのです。
だからこそ、人材は喉から手がでるほど貴重です。
 
しかし、それぞれの人生。
その人の人生の見えない砂時計の砂は確実に落ちています。
それを見つめなくてはならない、いい加減なことは出来ない、と思います。
 
その人が「やってよかった」と思えて、「ここだったら燃える」と思えるような合唱団にめぐり合っていただくことこそが大切だと考えています。それが、他の団体であったとしても、です。
この先、日本の音楽界全体が良くなっていくことこそが大事なのです。
 
そういう方のお手伝いが出来るように新たな方法を考えました。
次回は、その内容をご説明いたします。

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