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5拍子 本能を覚醒させるその魅力 オルタナティブ・ブログ5周年記念

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拍子で、一般的になじみがあるのは、2拍子、3拍子、4拍子、6拍子などですね。
 
2拍子は行進曲でよく使われます。
「イチッ、ニッ、イチッ、ニッ・・・」
と、2拍子だと足並みそろえて歩きやすいですね。
また、ワルツは3拍子です。
「ズンチャッチャッ、ズンチャッチャッ・・・」
という具合に、優雅に円を描くようなリズム感を持ち、ワルツを踊るのに最適ですね。
 
このような拍子以外に、変拍子という拍子があります。
 
さて、変拍子と言っても、変な拍子という意味ではありません。
拍子が変化することを言うのです。
 
変拍子の中に5拍子というものがあります。これは2拍子+3拍子または3拍子+2拍子で拍子をとります。
単純に「1,2,3」「1,2,3,4」と繰り返しているわけではないので、リズム感がより複雑になります。
 
20世紀近代音楽最高傑作と言われている、ストラヴィンスキー作曲の「春の祭典」という曲があります。

この曲の最後、5拍子と7拍子が組み合わされるところがあり、この曲最大の難所と言われています。
4拍子や3拍子などの古典的な拍子と違い、本能の奥底に眠っている何か野蛮なものを覚醒させるような興奮に満ちているように思えます。
人間が太古の昔から持っている何か、を感じてしまう拍子感なのです。
 
指揮者の岩城宏之さんは、この曲の最後の最後でどこを振っているのか分からなくなり、オーケストラを止めてしまった、という有名なエピソードもあります。
 
私が一緒にお仕事をした指揮者の先生は、この曲を日本フィルハーモニー交響楽団で振るとき、何日も眠れなくなったお話しをしてくださいました。
5拍子のところを、とにかく落ちないように「モォリタァダシ」(指揮者の森正さんという方のお名前)と連呼しながら指揮をしたそうです。
笑い話のようでもありますが、振っているご本人は真剣そのものなのです。
 
さて、オルタナティブ・ブログ5周年記念。
 
5拍子といえばこの曲。
「Take5」。
 
本日は、この曲をThe Dave Brubeck Quartet の演奏で聴いてみることにいたしましょう。

オルタナティブ・ブログの皆さま、5周年おめでとうございます。
このような場にご一緒させていただけるご縁に感謝しております。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。

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