男の子ママと女の子ママの子育てとは
お世話になっている先生を囲む会の幹事をしました。
30代から、先生を入れると70代まで、様々な年代の卒業生、女性10名が、広尾のフレンチに集まりました。
子育て中のママが多く、お子さんの話で大変盛り上がりました。
Iさんが先生に質問します。
「先生は、演奏と学校とお忙しい中、息子さんを育てられたわけですけれど、子供と一緒にいられないことへの葛藤とかありましたでしょうか?
私は小学生の息子がいるのですが、一日が25時間あれば、そうしたら、あと一時間一緒に勉強を見てあげられたのになあ・・・とか日々葛藤しています。
毎晩、一緒に算数ドリルを競争しながらやってあげるのが日課なのに、忙しくて出来ない日があるともう悔しくて。」
先生はいつものように淡々と答えます。
「息子は、結婚してお嫁さんもいるんだけど、今でもとても仲がいいのは、私がある意味子育てを放棄してしまった、というところがあると思うの。」
「そりゃ、もうちょっと一緒に勉強を見てあげたり、細かいところまでチェックしていたら良かったかな、とは思うけども、今みたいに良好な関係ではないような気がする。」
「『勉強したの?』と聞くと『うん、するよー。安心して。』ってすごく感じ良く返事するのよね。でもやってないことは分かってるのよ。そこを『やってないのは分かってるから勉強しなさい』とは言えなかったのよね。そのことでバトルを繰り広げるほどこちらも時間がなかったし、体力もない。親が遊びにいきたければ一緒に連れて行くし、全く親のペースで育てちゃったのよね。」
そうすると、大学生の息子さんがいるMさんが、
「ウチも、『ママがほっておいてくれたから良かったよ』って言ってくれるんですよ。」と言います。
しかし、女の子のお母さん二人は、
「もうバトルの真っ最中で大変です!」
と声をそろえていました。
どうも、女の子の方が、母親はより口出ししたくなるようです。
私は男の兄弟が二人いるのですが、母親は、私に比べて彼らにはあまり何も言わない感じがして不思議に思っていたのです。
この場の10人だけをみると、どこも同じような感じなのですね。
子供のいない私は、ひたすら「ほう、ほう・・・。」と聞き役に回っていました。
男の子のお母さんも、女の子のお母さんも、子供はどちらもカワイイのでしょうけれど、子育てもいろいろと大変なんですね。