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ライフワークとしての学びを考えます。

少子化で実力の二極化が始まっている

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音楽も、これから少子化に向かってより競争の少ない世の中になってくるかもしれません。
レッスンに来る子たちが、欲をもって頑張る、という傾向が少なくなってきているように思います。
 
以前だと「お友達は、練習曲頑張って進めているよ」と言うと、素直にエンジンがかかったのですが、今はそんなことを言ってもあまり気にしないようです。
皆とても気立てが優しくて、良い子ばかりです。いい面もあるのです。
ほとんどの人は、趣味として音楽をたしなみ、良い音楽を鑑賞する教養も身について、享受する側にまわり始めています。
 
しかし、少子化だからレベルが落ちるか?というとそうではなく、実力の二極化が始まっています。
上手い子はものすごく上手で、10代前半からすでにヨーロッパでキャリアを積んでいるのです。
 
子供が少ない分、周到に英才教育を施し、すごくレッスンに手をかけるのですね。お金も時間も。
 
親の転勤なども含めて、幼い頃から欧米で音楽を勉強する子供たちが以前より増えていると言います。
もし、子供に音楽をさせたくて、親が良く分かっている人であれば、そうするのがベストという判断をすると思います。
 
クラッシック・ネイティブとでもいうのでしょうか。
本場の空気感の中で育っているせいか、音楽がとても自然なのです。

以前はあまり見かけなかったタイプです。

スポーツの世界でも、石川遼さんを始め、10代からの世界的な活躍が目立ちますね。
 
日本の音楽界も、知識や知恵が蓄積されてきて、子供の教育の仕方が以前と変わってきているように思います。
ただがむしゃらにピアノを長時間練習する、という教え方ではなくなってきています。
 
バブルの後、日本も文化的に成熟してきたのでしょうか。

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